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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[627] 思い出の小包。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

退屈紛れに出かけた宛もない散歩
夏の日の見慣れた道
いつもの公園
良く遊んだ砂場
今はもうないジャングルジム
茶色に濁って錆びきったブランコにのって
あの日をしんみり思い返す

幼い僕とあの子が遊んでる
砂の城を作ってすぐまた崩れて
それでもまた作り直そうとして何度も失敗して
それでもあの子の為に一生懸命に城を築いていく
きみはそんな僕を見て汚れのない澄んだ瞳で僕の方を見る
あの頃の恥ずかしいような懐かしい思い出

僕の心に直接、染み渡るような五時のチャイム♪
その瞬間、心にそっと
静かにそっと届いた気がした
いや、確かに届いたんだ
キレイな夕焼け色をしたリボンの付いた思い出の小包がね。。。

2007/03/09 (Fri)

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