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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[628] 渡しそびれた愛してる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なみだ瞳にため込んで目を赤くしてる
君はまるでウサギのようだな
夕焼け空に約束した
君とこのまま変わらぬ愛のまま
未来には人から羨ましがられるくらいの
夫婦なろうねって
誓ったんだ

あの日の僕は半ば無理矢理に
先の見えない未来に自分勝手な妄想をおり交ぜながら
少し世界を甘く見ていたのかも…

だから僕は君との約束すら
果たせないほどにずい分悪いことやってきた
きみを傷つけるような言葉を平気で吐いたし
人が変わったみたいに自分でもなんか
訳が分からなくなってて気が付くと
僕はいつも君の頬に平手をくらわせていた
こんな僕はまるっきりダメなパパだ
お腹の子もきっとそう思ってるに違いない

別れ際 あの日と同じ夕焼けにあの日と同じシュチュエーション
映画のように動き出す他人行儀な悲しい場面(シーン)

ほら 何だっけ
言わなくちゃ…
言わなくちゃ……

君に今一番伝えたいコト
謝罪も感謝もぜんぶ詰まった大事な一言
……渡しそびれた愛してる!!

2007/03/09 (Fri)

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