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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[630] 手のひら
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君は優しい人だから僕に優しくしてくれる
でもその優しさに僕は甘えすぎていたのかもね
あんまりにも心地よくて
僕はいつもメロメロさ

今日のケンカの熱は一日経てば
冷めているよ忘れているよ
ケンカをしても二人はヤッパリ一人じゃ淋しいから
すぐに気づけば仲直り
きっと僕たちはそれほどにつながっているのさ
切っても切れない運命の糸で

僕の手のひらが君の手のひらよりも
大きくできてるのは
僕が男だからじゃない
きっと君を守るため
悲しいとき涙するとき抱きしめて包んであげるために大きいのさ

だから今夜もほら
君を抱きしめるよ
君の手のひらは小さいけど
スゴく暖かくて優しい手をしてる
それはきっと女の子だからじゃない
きっと君が優しい人だからさ
優しい人の手のひらは優しい形と大きさをしてる

抱きしめたら
つぶれてしまいそうでも
優しく抱きしめたら
すっぽり胸に納まるんだね
暖かいな
優しさのによいがする。

2007/03/10 (Sat)

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