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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[676] この先ドコまでも
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


理由もないのに
何故だかイラついてしまう
確証もないのに
何故だかアナタのせいにしてしまう
まるで僕は幼いまま大人になってしまった子供みたいだ
ワガママを僕はどうしてこんなに吐き出せるのか
ホント僕は変わってなさすぎだな…

いつの間にか夜が空を黒く染め上げ
僕の寿命をまた一つ繰り下げる
当たり前のように月は輝きを絶やさない
理由も動機もないまま
誰かを好きになったって
サビシい心を震わして僕は勝手なことをほざく
それでも淋しさは本当なのさ
自分が一番良くわかっている
わかっているんだ…
イタいほどに…

白くくもった窓ガラスを袖でぬぐい取り
夜空の遠く浮かんでる月をうらやましがる
だってあんなに輝いてるんだもの…

good night おやすみ…
good morning おはよう…
good bye さようなら…
そうやって僕は暮らしていく
今日も明日もこの先もずっと…
来年も再来年も三十年後も死ぬ前の日も死ぬ直前までも…
ずっとずっと変わらぬ声とはいかなくても…
ずっとずっと同じ気持ちでつぶやくだろう

君への愛してるも
感謝もご苦労様も
ずっとずっと繰り返すんだ
何度も何度も繰り返すんだ
思い出しては押し込める過ちと痛手
それでも僕は生きていくんだろうな
それでも日々は流れてくんだろうな

ずっと ずっと…
ずっと ずっと…

僕がこの世から消えちまうまで
世界がぶっ壊れるまで
僕より長生きした人
もしくは僕よりも後に生まれた人が繰り返していくんだろうな

同じことを同じ様に
日々の流れに腰を落ち着かせながら…。

2007/03/14 (Wed)

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