ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 通り過ぎる時間

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[677] 通り過ぎる時間
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ボクの前を ボクの前を
光よりも速く
新幹線よりも速く
通り過ぎていく時間
そしていつか そしていつか
息つく暇もなく
早食い選手よりも早く
奪い去っていく命

嗚呼(ああ)
そして時間は通り過ぎる
そして僕は居なかったのも同じになる
嗚呼(ああ)
そしてまた一人誰かが産まれる

それでも一瞬の悲しみは
一生分の悲しみにも値する。

2007/03/14 (Wed)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -