詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
さすような冷たい
真冬のさえた空気に
吐き出した息が白く現れては消える
窓から見上げた僕の瞳には満天の星空が映る
冬の寒々とした空気に身震いしながら
窓をそっと閉める
着込んで外に出ると
僕の頭上で星がきらめきながら
さっきよりもハッキリと光を見せる
青いのや黄色いのや赤い星が光を発して
まるで夢見ているようだ
凍り付いてしまいそうな寒空の下
歯をガチガチしながら
当たり前のような冬の景色に見とれている僕がそこにいた
当たり前のように寒がりながら
バカみたいに寒さに耐えながら夜空の星を見上げていた。
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