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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[752] 愛妻弁当
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

お昼時 弁当箱のふたを開ける

少し焦げた卵焼き

煮くずれしたハンバーグ

形の定まらない不思議な形のおにぎり

それでも 味は格別
見た目を省いては

だけど いつも
毎度のことながら
感謝してんだ

君が朝早く起きて
作ってくれてるの知ってるから
僕の為に料理の本を読んで少しでも美味しい弁当を作ろうとする
君の努力を 頑張りをひっそり見ているから

だから 僕は不満や文句なんてこれっぽっちもないさ
だから これからも作ってください

お昼時 お弁当のふたを開けるたび
君の料理の腕が上がるのが僕の楽しみなの

だから 今日も昼まで楽しみで楽しみで
ドキドキなの

君の愛情がたっぷりはいった
愛妻弁当を食べるのが楽しみなの

どんな料理が飛び出すのか楽しみなの
きっと世界中 世界中でいちばん
幸せ者なの 僕は
だって だって
君の愛のこもったお弁当を食べられるのは僕だけなんだからね。

2007/03/24 (Sat)

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