ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 薔薇と仮面

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[775] 薔薇と仮面
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


薔薇のようにトゲトゲした心で
近づくもの敵味方問わず傷つける
悲しみと喜びの中で
己の罪深さを償い続ける

目が眩むほどの青空を血のように
赤い色で塗りつぶす
夢か幻か
時は人を老いさせ
現実という悪夢をみせる
まるでそれは一瞬の出来事
花弁が散るようにあっという間さ

そうして僕はまた一つ仮面を被り
花弁を散らせていく
闇にひとひら。

2007/03/26 (Mon)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -