詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
そう気づけばいつも
悲しい出来事が僕を悩ませ涙させる
そう気づけばいつも
窓の外やりたい事もしてないままで日が暮れる
それはもう一瞬のことのように
僕を明日また明日へと急かすんだ
悲しい出来事に見回れる度涙して
沈む夕陽を見ただけで胸が熱くなる
どうしてなのか
理由もなく苛立って
理由もなく涙して
思い出しただけ
それだけで腸が煮えくり返る気持ちになる
遠い日の
それはもう遠い遠い昔のことを思い出しただけ
それだけで涙が止まらなく溢れてくる
嗚呼
そして今日も夕陽は当たり前に窓の外
赤く空を染めあげて
沈んでいく
嗚呼
そして今日も僕は理由もなく涙を流す
遠い日の出来事を
まるで昨日のことのように
懐かしく思い出す
失ってはじめて
わかる独りの淋しさ
なくしてはじめて
気づく愛の大切さ
僕は今ヒシヒシと感じてる
僕はいつもこの胸で感じてる
そしてもう戻らない
あなたの面影を抱いて
今夜も 眠りの中へ
クッションを抱きかかえて 夢の中へ
涙を瞳にいっぱいため込みながら
君の居ない明日へ
僕は行く
君の居ない世界へ
僕は行く。
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