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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[916] ある人との共作(X)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


『夢の中の接吻』

とろけてしまいそうな甘ったるいキス
暗闇の中で感触だけが唇に触る
いつから僕達はこんなに近づいたの?
舌と舌を絡ませる
ディープな世界へと踏み込んだの?

途切れる声
グラグラと歪む世界
気づけばそこは
いつものベッド
もちろん君は居ない
すべては夢だった
そう儚い
僕の妄想だった
汗ばんだ
右の頬に手を当てて
脂汗をぬぐい取る
そして
深く深く呼吸を整え僕は呟く
現実はどうしてこんなにも残酷なのだろう…。

2007/04/10 (Tue)

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