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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[921] 月の光は導く為に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


その色で その色で
僕を隙間なく染めてよ
その笑顔 その笑顔
今だけは緩めないで
君が泣くと
僕も泣いてしまうから
泣きたくなったら
お互いに別々の部屋で
泣きましょう
気が済むまで
泣きましょう

そして今日も
窓の外では夕陽が沈む
空をきれいな茜色に染めて
夜になれば
誰かの帰り道を
月がそっと照らすんでしょう
暖かなその光で包み込むように
そして昨日のように僕を今夜も照らすんでしょう

愛する誰かの笑顔まで
月は僕をその光で導くんでしょう。

2007/04/12 (Thu)

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