ぷかぷかと泳いでいく月が一つ 暗い海の中を泳いでいくどこまで泳ぐの? きっとそんなこと聞いたって あんなに遠くにいるんだもの 答えてくれるわけもなく 届いてくれるわけもなく ただ月は自由に 暗い海の中を漂うだけ 静寂と安らぎ 心地よい夜風 悩みなき今 時間は待ってはくれないけれど この夜ばかりは永遠にも感じれた。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]