詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
誰かを想う恋心
いっつもへそ曲がり
ダメだとわかると
また次の愛を探す
勝手気ままなこの心
素直になりたいと想えば想うほど
屈折する自分
素直になれずにいつも気づくと愛は遠ざかる
そして気づくと
独りぼっち
強がってはいるけれど
本当はもう今にも壊れてしまいそうなほど
心はひどくさび付いて
悲しみの雨が降るその度に
心は順繰りと錆びてくる
誰かを憎むだけの愛なんて
誰も欲しがらない
欲しいのは
求めてるのは
心の底から分かり合える
"本当の意味での理解者"
ただそれだけなんだ
ただそれだけなのに
いつも側にあるのは
生ぬるい溜息と
愛の欠片すらない
とても無気力な暮らし
それと大げさなほど会話の乏しい家族だけだ
ストレスだけが無駄に溜まっていって
まるで形だけの家族のようで
幸せそうな奴を見ると心苦しくなる
ただただ心苦しくなる。
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