詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
晴れ渡った空から
急に夕立が降って
雷が僕の住む世界にとどろいて
なんだか少し不安になったよ
心の奥がしゅんとするような気持ち
テレビのスイッチを消したなら
飲みかけのコーヒーを飲み干して
洗濯物をもう一度干そう
もう夕立は去ったみたいだから
嘘みたいに晴れた青い空
太陽がまた何食わぬ顔で照らして
僕の濡れた青い心を乾かすだろう
洗濯物が乾くより早く
夕立が去るよりも早く早く
僕の心の中の不安さえ取り去るんだろう
明日も明後日も
見上げればsunshine
まぶしいsunshine
過去も遠い未来も
同じ様にsunshine
当たり前に僕らを照らしながら
終わりも始まりも
何食わぬ顔で
ただ僕らを照らすんだろう
ただ空に浮かんで
遠い宇宙の彼方から
僕らを見下ろしてる
強い雨の日も
風の吹く日も
僕らを照らしている。
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