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木菟の部屋


[56] 無駄骨
詩人:木菟 [投票][編集]


「水に流そう」

そう、言って何十年前と、同じナイフを光らせた




「知らないよ、違よ」

そう、言う



熟練した技な、だけ、

泣いて見せてくれたけと

やっぱり変わらないね

氷砂糖みたい

報酬は平穏でかすり傷さえつかない退屈な日々か

報酬は絶対的に守られた世界か

生きるためにさ当然さ

拍手するよ、

「水に流そうよ(涙)(きえろよ)」

凄く面白かったなら
楽しんだとしても
日々の、ぶんには足りないのさ

足りないんだ

貴重な遊びだから






2011/11/24 (Thu)

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