詩人:木菟 | [投票][編集] |
意味わからないのに
意味わかってて
意味わからないくせに執着
意味分かっていて執着そして
意味はわからない
死をちらつかせるなと言われたけれど
生があってアタシがいるから
アタシは死をちらつかせてる
いつだって背中に死は寄り添っている
うたわずしてなにになる
誰かの不幸は願わない
夕日に吐きつけた煙
馬鹿馬鹿しくて笑えた
なにもかも掴むつもり勇ましく
しかしなんにも残らず
衰退の一方を辿るから
可笑しなダンスでせめても晴れやかに
間違い探し 果てなく続くだろうさ
今先程の私も 貶された 自分に
星を見ようね
君は星には興味などないと言ったけれど
そんな事はないんだ
きっと
夢の中でだって
いつか君は見ているだろう
言葉に出来ないだけで口から言葉を出さないだけで
僕が知らぬ君の眠りの中の夢の中で
君は きっと 色々な夢を見ている
ひとつにはなれなくても
邪魔しないように
撫でる 撫でる 撫でる 風だって 君を時にやさしく撫でている
さようなら
おやすみなさい きみ