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木菟の部屋


[7] 無題
詩人:木菟 [投票][編集]




実感の欠落
死に逝くけれど
死に生きたくはない
携帯を握っているのに握っている感覚がない血が出ているのに
痛みが少ない
おかしな感覚
死に逝く本当の最後の数秒間の瞬間も
緩やかに斜面を滑り落ちて
穏やかな気持ちで眠りにつくようなのかな



遠くで救急車の音

急げ急げ

僕も急げ急げ

洗濯機を回して

掃除して

急げ急げ

脳とにらめっこ

急げ急げ 救急車

急げ急げ 僕



2011/08/27 (Sat)

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