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あいくの部屋  〜 投稿順表示 〜


[461] 橋の途中
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淀の川

朝日散せる

細波の

光は生駒の

裾飾る珠


淀川を渡す
大橋を通勤にて
自転車で渡ります
寒に気澄み渡る
この季節は
川面に映る
朝日の光の
眩しいことよ
風凪ぐ穏やかな
日であれば
水面にはくっきり
朝日の輪郭を
浮かび上がらせます
風が水面を揺らせば
朝日の影は瞬く間に
四方に散り散りに
珠をまかしたように
広がります
遠くに望む
生駒の山の
裾野を飾るように
日ごと表情を変える
水面の光を
冬の通勤の辛さの中
僅かな慰めにと。。。

2006/12/06 (Wed)

[462] 時雨
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合羽とて

寒さ沁み入

夜の時雨


これだけ降れば
時雨でも無いでしょうが
暗い夜道に家路につく頃
手傘自転車では危なかろう
合羽を着込むものの
雨ははじいても
冷える夜気までは
遮る術もないようで
その割りに通気の悪い
合羽ならば寒くても
蒸れて蒸れて
心地の良い物では無い
そんな状況を
惨めに思うのは
根性の足らなさか。。。



2006/12/07 (Thu)

[463] 自不見上者知不能
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夜空に

星の瞬きは

知りつつも

また見上げては

星を探して


夜空に星の瞬く事は
わかり過ぎている
今更何を確かめようと
私は夜空を見上げるのか
でも本当は確かめて
いるんじゃ無くて
探しているのだろう
星の存する事を知る
それだけでは決して
夜空を知悉するには
至らないのだから
探して見つかるのは
また新たな探し物
夜空の星の深遠に
引き込まれるのだ
知っているだけでは
わからないから
見上げなければ
わからないから。。。

2006/12/09 (Sat)

[464] らぢを
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ラジオから
流れる歌に
はっと手を止め
耳を傾ける
あうあぁぁ
何故もっと早く
気付かなかった
何故もっと早く
耳を傾けなかった
歌が終わってしまう
終わってしまう
せめて
せめて最後に
もう一度
ナンバーを
コールしてくれ
願いむなしく
番組は終わる
それから十数年
二度と耳にすることは
なかったナンバー
メロディーは
人に伝えるには
あまり朧な記憶となり
ただ深い切なさのみ
今も思い出す
思い出すのだ
またいつか
巡り合えるだろうか。。。

2006/12/13 (Wed)

[465] 何を根拠に?
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どうなるか
はわからんが
なんとか
はなるだろう
ひくこたぁねぇさ

よしっ
ゆこうか。。。

2006/12/14 (Thu)

[466] 無関係っすわ
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さらうなら
いいおんな

さらわれるなら
いいおとこ


そやろねぇ

えーっと
とりあえず
あたしには
かんけいないねぇ。。。

2006/12/17 (Sun)

[467] カニメロン
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カニカマは
カニじゃ無いし
メロンパンは
メロンでも無い
しかし
しかし忘れては
ならない
そんな事すら
問題にしなかった
遠い日の
少年の眼差しを。。。

2006/12/17 (Sun)

[468] 月極
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「空き有り□」

この看板が
最近とんと
おろせません。。。
―あいく駐車場―

2006/12/19 (Tue)

[469] wild
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路傍に咲く
小さな野花に
心引かれ
摘み取る
命輝く
可憐な野花に
心引かれ
摘み取る
いやなに
悪いと言う
わけでは無いよ
ただ人は
忘れがちだ
無邪気で
無くなったら
無邪気には
戻れない
ならばただ
忘れないで
いることだ。。。


2007/01/05 (Fri)

[470] るーと
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葉の
繁らぬを
地の不利と
嘆くな
水が
不足なら
先ず
根を
伸ばせ。。。

2006/12/21 (Thu)
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