詩人:あいく | [投票][編集] |
熱帯夜か
眠れない
寝苦しく
窓によって
夜風を求め
見上げて見る
ふいにまるで
目があったかのように
眼窩に落ちる
真夏の夜の望月の
深く深く
息を吐く
吐息とも
溜息とも
さだまらない
夏の月の光わ
存外なほど
明瞭だけれど
やわらかいと
決して問わぬ
やさしさよと
そよと風が吹く
少し肌の熱を
冷ましてくれ
ふと思う
夜のままであれ
何に逡巡する
眠れぬ理由に
実わ気付いて
気付かないふり。。。
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にょろ〜ん
僕わ団体行動が
苦手なんです
修学旅行で
京都に行ったのに
僕わお寺に行かずに
映画館で
バックトゥーザ
フューチャー
見ていました
にょろ〜ん
どんなジェルも
ハードスプレイも
僕を纏める事が
出来ないようですね
ピコピコ跳ねて
にょろ〜ん。。。
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トイレットペーパーわ
安物で一重のやつ
手の平に二回巻き付けて
手わ後ろに回すタイプ
しっかり指に力を込めて
尻の谷底をなぞり
ケツの穴にわ半ば
指を食い込ませるほどに
擦りあげるのです
ただ状態によってわ
都合四重のペーパーを
安く突き抜けると言う
事故が発生する可能性も
なきにしもあらず
気をつけるべし
使用わ少なくとも
四回は折りたたむ
折りたたんでわ
擦り上げ擦り上げ
ただあまりに力を
込め過ぎ繰り返せば
ぢなる畏れもあるので
そこわファジー理論を
応用するのです
そして最後わ
折りたためなくなった
紙片の角をもって
またグリグリと仕上げに
念をおしておきましょう
皆様わ如何ですか?
日常に清潔を心がけて
じゃぱねすく。。。
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氷の溶ける音が
耳になじんできた
いつの頃からか
注ぎ足すお酒より
注ぎ足す氷の量が
増していた
いつかの自分に
聞かせても
信じる事もないだろう
目を閉じて
氷を溶かす時間に
酔える事を
さて今一度
テネシーワルツに
針を落としてわ
もらえないだろうかね。。。
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スーパーのレジ待ちで
私の前に並んでいた
中学生くらいの少年わ
買い物カゴに
蒟蒻一つだけを入れ
レジに入っていった
少年はなぜか緊張した
面持ちだった
私わ
(お使いかぁ
家の手伝い偉いなぁ
きっとお母さんが
うっかり買い忘れて
「武雄↑(仮名)悪い↓けど
スーパーで蒟蒻こーてきてな」
「んだよザッケンナ
テメーで行けっての
クっソババぁー!!」
「何ゆーてんのやぁ晩御飯
おでんやでぇ、お母ちゃん
火みてんとあかんのやからなっ」
「え!!おでん!!
それ先に言えっつーの
っうーのつーのっつーの!!
ひとっ走り言ってくるZE!!」
みたいな微笑ましい会話が
きっとあったんだろうなぁ)
とか思っていたけど
なぜかレジのお姉さんが
緊張した面持ちだったのわ
どうしてなんだろう
そー言えば伊勢屋(仮名)の
蒟蒻だったみたい
美味しいんだよね
ぐっどチョイス!!
実家のオデンわ
伊勢屋(仮名)の蒟蒻を
いつも使っていたなぁ
私わ不良息子で
お手伝いなんて
まるでしなかったので
お使い少年を尊敬しました
それでもやっぱり
レジのお姉さんわ
少し困ったような顔で
少年の手にお釣りを
渡していました
どうしたんだろう
具合でも悪かったのかなぁ?。。。
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二次元や
アテレコ付かず
しじま蝉
平面カエルならぬ
平面ゼミですよ
ぴょんきち?
じゃぁ
みんきちで
名前わミントぽい
清涼けいですが
ぎょっとします
ひょっとして
蝉の形の煎餅とか
新製品ですか?
残暑厳しき立秋
轍の跡も
もののあわれなり。。。