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あいくの部屋


[604] do not Boy's be #2
詩人:あいく [投票][編集]

(#1見てから見てね)

一人旅がしたかったのに
私は何故この女と
並んで歩いてる?
たまたま進む方向が
一緒なのだろう
次の交差点で
はいサヨナラ
そう思うことにした
ところだったのに

「ところでコレから
 何処行く予定だった?」

それを聞いてどうする
と言うかアンタはどうする
つもりだったんだ
と 突込みたいところだが
まぁもう御分かりでしょう?
そんな事言う ではなく
言えない私なのですよ
予定なんて特に無い
そお答えるしかないだろう

「へー そうなんだ
 じゃぁさ・・・
 ・・・ない?
 やっぱり一人で回っても
 詰らないんじゃないかなって」

はい もーあれです
私は只々つれまわされる
ペットの犬ですかって
全く主体性の無さには
涙がでますよホント

散々つれ回され
日も暮れかかった頃に
辿り着いたのが
ヨットハーバーの桟橋
ああ これはもう
一体なんなんですか?

「あはは 結構歩いたね
 もー足棒だよ」

あんた足よりも
よっぽど口の方が
疲れてるんじゃないか
こっちは耳が些か痛いんですよ

「あーすごーい
 夕日きれーーー」

こっちにお構いなし
女は嬉しそうに喋る
夕日に映える横顔
潮風に揺れる髪
あれ? なんかドキとした?
いやまぁいいか

...To be continued

2007/09/07 (Fri)

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