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あいくの部屋


[605] do not Boy's be #3
詩人:あいく [投票][編集]

(#2見てから見てね)

まさか
私が夕日の桟橋
女といる ありえねー
よくよく結構なシチュなのだが
些か過ぎる女の軽口は
それを半減させている

「ごめんね つれ回しちゃって
 あとアタシ五月蝿かったでしょ」

女はペロっと舌を出し
苦笑いした
なんだ解ってるじゃないですか

「・・・君 いい人だね」

はっ?この女 矢庭に
何を言い出すのかね
女は私を指差して

「ホントは迷惑だなぁ〜
 って思ってたでしょ」

はい思いました って言えるわけ・・・

「はい思ってました って言えるわけ
 ないよねぇ〜 アハハハッ  ハハハッ」

・・・ない ってアンタが言うの?

「だから・・・」

女は向き直り
私の目を見据えると
真顔で言い放った

「・・・いい人なんだ」


私は
私は いい人 
なんて言われたく無い
ただ 気弱で断われない
ただ 主体性が無くて流される
ただ 愛想笑いでやり過ごせる
そんな人間は
いい人でも何でも無い

だけど何か違うような
そんな気がしてきた
この女といた時間では
それとは何か違うような
そんな気がしていた
だから迷惑かどうか
その質問には
いつからか いや
最初から
迷惑なんて思わない
そう素直に答えて
よかったのに

べつに Boy's be じゃ無いから
女とはそこで別れてそれっきり
もし何かありでもしたら
作者は激怒してコレを投稿しないから
それはまぁこっちの話
旅から帰って今日も明日も
普通に仕事の毎日
でも あの女との出会いは
私の何かを変えたかも知れないし
別に何も変えなかったかもしれない
一期一会 私が決めれば良い事
そんな気がしてきた。。。。 

...fin

2007/09/07 (Fri)

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