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じめついた湿度のせいで
心は項垂れてる
皆が喪に服す心を忘れて
金に眼が眩む
そんな事はどうでもいい
黒が哀しい訳じゃないが
ただ、ただ、哀しい
幾度もすり剥いた心は
雨が洗ってくれる
そのうち虹が架かるだろう
項垂れる暑さでも
最高の幸せはあなたがいる
もうすぐ夏がくる
涼しく生きてくんだ
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近くても遠くに感じる
それはまるで
届きそうで届かない
目に映るのに掴めない
空に浮かぶ雲のよう
それは何故?
あなたとわたし
ふたりで
ひとつになりたい
ひとつになりたい
それだけなのに
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あの頃 勝手に
約束ね って
この頃 静かに
約束を 心にしまい込み…
約束なんて初めから
在っても 居ないのです
そんなものだから
やっぱり
それは それは
私にとって大切で
大切なんです
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真面目な顔して
武士の一分 を
ぶしのいっぷん と言い
また真面目な顔して
ウエルシア を
うえるかむ と言い
そしてまた真面目な顔して
ギャツビー を
ギャヅビー と言う
他にもまだまだ…
ただのアホでしょ!
でも わざとらしい顔して
コーヒー牛乳 を
こーひーにゅうにゅう と言う
可愛い奴め
喧嘩しても笑って暮らそう
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見知らぬ土地
住み始めて
早いもので数ヶ月
新しい生活
新しい家庭
新しい仕事
そろそろ馴れるどころか
疲れとストレスが消えない
98歳のおばあさん
昔は此処全て沼だったんよ
見たことのない
景色を想像して
小さな自分に気付く
85歳のおばあさん
髪にドライヤーあてられ
昔はこんな物は無くってね偉い物があって良い時代だねぇ
物が無い時代想像して
便利ボケな自分に気付く
全てに感謝し
人様に笑顔を絶やさず
誰にでも敬う心を
“強く優しく”
それだけじゃ足りない
不十分な自分の足元
何かがおかしい
未来を想像しても
今は何も見えない
何となく
気付いた
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破いてしまいたい
同時に記憶まで消えたらいいのに
青い心しか残らないから
枯れてしまう花で
美しく飾りたい
黄色いチューリップの花束をください
黄色い向日葵は好きなのに嫌いです
オレンジのガーベラを一輪ください
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身も心も
張り裂けそうで
張り裂けそうで
痛いよ
怖いよ
同じ境遇じゃなきゃ理解できないだなんて苦しいよ
ただ支えたいだけなのに
助けて
なんて叫んでみても
あなたにはわたしが
聞こえない
なによりも痛いよ
なによりも怖いよ