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あっさり訃報が発表され
涙目になりゃ注意を受け意見した朝礼後
まるで心ないニュースと同じさ
「ご冥福をお祈り致します」
気まずい毎日の中で笑顔を求め感謝していた
人の力になることの根本
理解に苦しむ
辞めたい
偽善者でしょうか?
なんでもいいけど
こだまでしょうか?
うるさく観えた
「エーシー」のコマーシャル
お腹の中で生を受け
確かに しっかり
生きていたのに
もう いない
痛みと共にいなくなり
傷みだけが残ってる
何度も何度も
産声が聞こえてくる部屋
天井眺めて思うこと
生と死はあまりにも
簡単なのに
生と死はあまりにも
重いんだ
偽善者でしょうか?
なんでもいい
そんなの辞めちまえ
こだまでしょうか?
産声に会いたかった
愛しいをわけたかった
美しいを教えたかった
誰か助けてと叫んでも
誰にも見せられぬ
はやく
涙をとめたい
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傷みは感じない
感じたのは
殺されるような恐怖と
救いようのない悲しみ
救われたてんとう虫
どこへいったのだろう?
片脚がない蟷螂
生きていたのは羽があるからだろう?
砕けそうなほど歯を噛み締め
幾度も襲いかかる拳から顔を守ろうとするだけで精一杯さ
力いっぱい
無言の悲鳴をあげたら
力がいっぱい抜たんだ
しゃらくせぇ涙を流す余裕があるならさ
恨んで 憎んで
また綺麗な空を睨んだ
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辛い事がいっぱいで
でも涙流すものかと
弱気な心のまま
久しぶりの「ただいま」
何も言わない
絶対言わない
巨人戦の楽しいことだけ
幸せな顔して心配しないで
オオイヌフグリのバス停
また帰ると言えば
隠し持ってた一万円
太くゴツイ大きな手
温かい温もり
貧乏なくせして
やめてよ父ちゃん
そんなつもりないのに
涙がたくさんでてくるよ
バスに乗ってもでてくるよ
人前で恥じらいもなくでてくるよ
なにより高価な一万円
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暑い日の夜は
flagを思い出す
暑くて寝苦しいわ
蝉の羽音が聴こえてきそう
まるで映画のワンシーンのような過去
何度も巻き戻して再生した
古いビデオテープみたい
のびきった音や映像だから
あなたが観たら笑うだろう
忘れてしまっただろうね
教えてもらった歌を
子守唄にして
記憶を強さにかえて
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真っ白い観音様の足元で
あなたを傷つけたこと
私は一生後悔するでしょう
私は誰も憎みたくないです
もう誰も恨みたくないです
いつだって最低な私を許してくれた
いつだって最悪な私を赦してくれた
いつだって優しいあなた
どんな言葉にも出来ない
あなたへの思い
いつか
あなたに伝わるでしょうか
あなたのことを思うと
涙がたくさんでます
大好きです
お母さんに会いたい
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何かを訳に
出来ないと嘆く
全てそうさ
どんなに働いても
自分1人だけじゃ
友人に会えずに
髪すら切れずに
財布に住む金の亀
役立たたずですか?
「私は他人」
切れない縁を切った人の
気持ちが少し見えて
また独り嘆く
いつかの声は
「彼は他人」
きっと簡単なんだろよ
孤独という自由が幸せなのか?
偏頭痛の数だけ脈うつ
肩凝りの吐き気
耳鳴りの目眩
口からだせば
答えは見つかりますか?
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もう、7年経った
3月の春の日
恋の色に染まったのね
桜が満開の土手沿い
透き通る空のブルー
淡い桜のピンク
イエローの向日葵咲いた頃
パープルのシャツ着て
ドキドキしながら
車走らせたっけ
グリーンガムの匂い
最大の 最高の
大好きだった
きっと
お婆ちゃんになっても
色褪ずにパステルカラー
思い出す度に
切なく淡く優しい