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楠崎 志杏の部屋


[79] 哀しみから得たもの
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]


哀しい事…
忘れたいね

壊れるかと思った
…もう笑えないんだと
周りは闇ばかりで
本気で痛かったんだ

色褪せる想いなら
『早く』と願った
時間が経てば
思いは懐かしさに
変わるから…

すぐに哀しさを
振り払うなんて
出来やしなかった

いつか…
楽しさが戻ってくる
壊れそうな心が
そう言ったんだ…

途方もなく
馬鹿らしく思えた

夢なら覚めて欲しい
哀しみの向こうで
心と戦うことも
大事だと誰かが言ってた

僅かな光が胸に灯った

哀しみを忘れない
強い自分であろうと誓う

それが今出来る精一杯…

2006/08/29 (Tue)

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