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楠崎 志杏の部屋


[9] 星と紙屑
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

ちぎれた紙が造る星座の世界
白い紙
鮮やかな色を放つ紙
黒い紙
様々な紙で造るちぎれた星達
夜空に紙ヒコーキを飛ばして
星達を隠す
星はちぎれた紙のよう
はじめは一緒だったのに
今はバラバラ
ちぎれたまんま
もう一緒にはいられないから
でも・・・バラバラでも輝きを絶やさず
自分の居場所を識らせてくれる
この星達のように
ちぎれた紙屑はこれからも輝き出すだろう
絶やさずに
絶やさずに
あの輝きを皆で保てるように
−−−みんなで輝きたい
・・・そんな願いを込めて
ちぎれた紙が造る星と同じ輝き

同じような輝き

2006/06/13 (Tue)

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