詩人:ゆにこ | [投票][編集] |
自分で自分を試すよな
その鋭い眼差し
何故だか窮鼠に
なりたがってしまう病
本当は不幸を
好んでいるでしょ
自分でその手を
伸ばしているでしょ
それでも敢えての底辺
なんとなく前のめり
ただどうしてか焦りが
一つも無くて焦る
言い訳の繕い
ミシンで延々
欺瞞の類なら
お得意なんでしょ
無味無臭総てが
スルーされても
先にスルーしたのは
自分なんだから
道理に合わない
ことをしたのは
自分なんだから
今更何にも言えないでしょ
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叶わぬ恋をしている彼女が
こんなにも美しくみえるのは
こんなにも惹かれてしまうのは
それはつまり見返りのない
いまこの一瞬だって
全身全霊を懸けて
ありったけの想いを注いでいるから
切なさを携えてなお
彼の生を見つめているから
決して目を逸らそうとはしないから...。
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消え入りそうに、か細い声で
「待ってよ」って。やっと
振り絞って言えた
こんな毎日を
あと何回繰り返す?
全部、君のせいにしたかった
時代のせいにしたかった
求めたりしないよ
認めてほしいだけ
こんな奴もいるんだって
生きてるんだって
「呼吸が痛い...。」
生存とゆう最低限ラインで
早くも私は、つまずいて
何もかもを葬り去りたくなった
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すこしの猶予をください
救われたいと思っている
それは確かだから...
こんな過去をぶら下げて
まだ歩かなきゃならないよ
臆病な愚か者とどうか嘲って
好きなだけ罵って
スルーされるより
ずっといい
その眼に映してくれるなら
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たしかに夢みたはずだった
そこに未来があると
信じられたのに。
いまは嘘みたい
あれほど寄り添った心が離れ
感じあった温もりがもうこんなに
とおい場所に流されてる
いっしょにみた月が太陽が
今日もおなじ光を
送りつづけてるのに。
まるで信じられない
こんなにも冷たくなった過去
ある「はず」だった二人笑ってる
いつもどおりの、当たり前の日々...
ここで夕日を見ていても
どこかではそれが朝日と呼ばれる
おなじものを見てももう
おなじようには笑えない
地図はお揃いじゃなきゃ、しょうがない
わたしだけ目指しても意味がない!
知らないうちに走り出していた
全身で大好きだっただけ
それだけでいまは心が震える
どうしようもないけど現実は
ここにあるから
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今日をさいごに新しい光をみつけたら
ココでの一部始終も
すこしは甲斐があったと
おもえるかしらん
1ミリずつ変わるあらゆる嘘
気づいていながら
目をつむってくれて、有難う
どうにもいかない現実と
足掻けど縮まぬこの距離と。
無謀な生を思い知ることも
いまは必要、なのかもしれない
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ぷつんとなって
ぽつんとなって
わかんなくなって
ルールとか常識とか
わけわかんなくって。
孤独の砂漠に
残された心は
これからどうしよう...?
いつ死んでもいい
あたしは明日
死んだっていい!
すべては自由で
気持ち次第で
選択を許されてる
きっとゆるされてるの
そう思ったらすこし
息をするのも
つらくないかも?
っておもったりした
だってなにもない時間が
痛すぎる午後
なんて寂しい!
だけどこれが
あの日からつづいてる
あたしのした選択の
過程と結果
明日死ぬから
今日だけがんばろ。
そんな風にいっつも
継ぎ足していた
そんなあたしを
莫迦だとおもう?
雨が激しいのは
シンクロするから
傍目からみれば
幸せそうな姿も
その中はだれにも
わかんないでしょ
悲劇と絶望は
そこここで生まれてる
刺激と羨望で
満ちみち溢れてる
そして埋めあわせる
そのために
甘ったるさや幸福が
必要なのに
需要と供給
オカシイんじゃない?
採算ぜんぜん
合わないんじゃない?
人生のバランス
乱れ狂ったまんま
ずるずる行く道
きみはどうしてる...?
幸せになってほしいけど
心の底から
願ってるけど
いまはまだきっと
向かい合えない
失望させたくないんだよ!