ぼくだけでは勿体ない程のすっぴんの空だから、みんなを等しく覆う希望であって欲しい。雨はしばしばその顔を曇らせるけど、泣いてる時ほど萎れかけたすべての生き物に力を分け与えてる。人知れぬ労苦が重たければ重いほどあなたは澄んで晴れ渡る。空っぽという名前があらゆることを受け入れる証のように何を語るでもなく、ただ果てしなく微笑んだままで。
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