…遥か遠い昔月は太陽に憧れを抱いたしかし、太陽は地球の方を愛した月はふたりを祝福して地球に花を贈り届けた…《月見草の歌》果てなき宇宙の侘しさに彼に焦がれてきたけれど端で凝視めているうちにあなたの陰を知りましたあばた醜女のこのわたし好いて貰えるはずもなく想われびとのしあわせを照らして夜伽を勤めます糾える縄の如くに昼と夜まみえる事はないけれど友のしるしにおくります宵待ち難く咲き初める花
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