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アルの部屋


[216] 月物語
詩人:アル [投票][得票][編集]


…遥か遠い昔
月は太陽に憧れを抱いた
しかし、
太陽は地球の方を愛した

月はふたりを祝福して
地球に花を贈り届けた…



《月見草の歌》

果てなき宇宙の侘しさに
彼に焦がれてきたけれど
端で凝視めているうちに
あなたの陰を知りました

あばた醜女のこのわたし
好いて貰えるはずもなく
想われびとのしあわせを
照らして夜伽を勤めます

糾える縄の如くに昼と夜
まみえる事はないけれど
友のしるしにおくります
宵待ち難く咲き初める花

2011/07/15 (Fri)

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