「誰が言ったかより
何を言ったか」
バーチャル世界の
金科玉条。
しかし
「その花はキレイだが
その花について知れば
もっと好きになる」
そこには質の転化がある。
キレイから好きへ。
つまり
客体を目で捉え
その主体を問えば
物に移るものがある。
亡き人が
踏んだかも知れない
と思うだけで
ただの砂利石が
大事な形見となる。
内容という器に
収まり切れずに
溢れくるもの。
「何」の向こうに
必ず「誰」がいる。
だから「誰が言ったか」
の方がいい。
それに
「何を言ったか」があれば
もっといい。
2011/07/10 (Sun)