詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
ほらまた一つ
降ってきた
どうして
こんなとき
ぽろぽろと
あなたを
一人きりにしないよ
そっと
優しく
降りてきたものを
包むのです
わたし
あなた
ふわふわと
生まれたときから
この胸に
抱いてきた
哀切よ
埋めてくれるのは
愛
ほらまた
ぽろぽろと
降りてきた
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ドアもカーテンも
閉めきった部屋
そこで何をしている
そこで何もしていない
ヘイ・ミスター・ロンリー
グレートなドリームは
どこに落としたんだい
嘆くんじゃないよ
暗い部屋の中からじゃ
聞いてくれるのは
せいぜい
壁や床ぐらいだ
世界を変えてやるって
意気込んで
息巻いて
いたのが
懐かしく感じるくらい
今のこの様は何だ
ヘイ・ミスター・ロンリー
変わるのって
勇気が必要こと
やっと気づいたんだ
ノックするドアは
どこにあるんだ
オープンするカーテンは
ここにあるんだ
ほら
心にあるんだ
スタンドアップ!
お前が変わった瞬間
世界は変わるだろう
叩いたら
動いたよ
開いたら
広がるよ
変わらない世界の
悲しみも苦しみも
一人じゃない
一人にしない
心が変わったら
世界が変わったよ
みんなが笑ったよ
ヘイ・ミスター・ロンリー
もうこんな名前
捨ててやろうか
ドアを叩いたら
心が動いたよ
カーテンを開いたら
心が広がるよ
一人じゃなかったんだよ
みんながいたんだよ
泣きそうだった心に
明るく照らす
光が射したんだよ
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ブロッケンハート
粉々に散らばった
破片をもう一度
拾い集めてみよう
こぼれた涙
あふれた感情
嵐が過ぎ去ったら
顔を上げて
苦しんで歪んで
痛んで壊れて
そんな心
もう離さないで
よしよしなでなで
愛撫してあげたら
ぎゅぅっと
強く優しく
抱きしめてあげるよ
もう無理はしないでね
たった一つの心
誰にも似てない
誰の代わりでもない
そんな心が
ここにあるよ
ぬくもりも
やわらかさも
感じられるでしょう
言いたくても
言えなかった
かすかな叫び
聞いてあげよう
ブロッケンハート
もう一度
ばらばらになった破片を
探してみよう
この手で拾い集めよう
大丈夫だからね
怖くない
悲しくない
心が生まれた瞬間から
すべて許されていた
ブロッケンハート
涙がすべてを
洗い流したら
今度はちゃんと
にっこりと
笑ってみせて
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声とか
匂いとか
感触とか
そんな
君の色々が
愛しい
花とか
鳥とか
風とか
月とか
そんなふうに
愛したい
ナチュラル
ねえ
教えてよ
今
何を考えてる
今
何を感じてる
限りなく
一つになりたい
ナチュラル
この宇宙
みんなつながってる
君の呼吸が
どんなリズムで
生命を奏でるか
知りたい
すべて
抱きしめたい
溶け合いたい
混ざり合いたい
君なのか
僕なのか
もう
わからなくなるくらい
一つになりたい
残酷に
分離された同士
来た場所は同じ
行く場所は同じ
君の幸せ願うこと
それが一番の幸せ
教えてよ
知りたいよ
今
どこにいますか
今
何をしていますか
今
君の中に僕は
どれくらい
いますか
一つに
なれますか
おはよう
おやすみ
こんにちは
こんばんは
ただいま
おかえり
いただきます
ごちそうさま
さようなら
ありがとう
聞きたい
嗅ぎたい
触れたい
ただ君だけを
君のすべてを
感じたい
今
どんな表情で
今
どんな思考や感情で
今
君はいるのか
今
知りたい
今
逢いたい
今
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今捧げるあなたへの愛の歌
真夜中の孤独に流した涙よ
やがては笑顔や優しさに変われ
嫌いな自分も好きになれるように
わたしはあなたの鏡になってあげる
いつも笑顔でいて欲しい
ずっと守りたい
幸せにしたい
それだけ
愛してるという
言葉の意味は
よくわからない
けれども
流れる感情は
嘘や偽りのない
好き
あなたの笑顔も涙も
すべてを照らす
わたしは鏡
好き
それだけで
何より
充分な理由として
生き続ける
愛の歌
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カキーン!
という渇いた音と共に
舞い上がった白球
どこまでも
どこまでも
飛んで行くように思えた
僕が打った
たった一本のホームラン
手に残る感触は
今も
強く確かに残り
ぎゅっと
握り締めていたんだ
毎晩
あれ以来
思い出しては
感慨に浸ったりもしたけど
もう
あんな会心の当たりは
二度となかった
汚れた白球に残る記憶
それは過去の栄光
たった一度のスポットライト
すがっては
しがみついて
それを心の支えにしたりして
今日までやってきた
でももう
あのホームランのことなんて
誰もみんな
覚えてない
来る日も三振
また来る日も凡退
そんなのイヤだ!
こんなもんじゃない!
このままなんて
まっぴらごめんさ!
もう一度
打てってやる
この人生に
でっかいホームラン
冴えない毎日に
アーチを架けろ
そんな汚れた白球
捨てちゃえよ
チャンスを逃すな
結果を恐れて
ビクビクしないで
フルスイング!
いつかまた
打てるだろう
三振や凡退ばかりの日々に
起死回生の場外ホームラン!
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ちょっとだけ空を見た
曇り空
会いたいと言ったら
許されますか
独りよがりな気持ちが
独り歩きして
また同じ場所を
行ったり来たり
進めないのか
進みたくないのか
あなたの心に
近づけたらと想う
想うだけの想い
曇り空に吸い込まれて
見失うたびに
溢れてしまいそうになる
また今日がはじまる
歌にしてみようか
ハッピーエンドを夢見て
遣りきれない想い束ねて
託してみようかちょっと
晴れ間が見えた空に
笑ったら
いいことがありますか
踊りませんか
淋しがり屋同士で
誰にも見せたくない
詩を書き殴って
結論なんか二の次にして
なりふり構わずに吐いた
あなたのことばかり
あなたのことばかり
好意と嫌悪
愛情と憎悪
情けなくて愚かな男の
胸の奥にしまい込んだ独白
ちょっとだけ空を見た
曇り空
泣きそうな
曇り空
晴れそうな
曇り空
同じ空
曇り空
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キャンパスに色を叩きつけて
無限の点 無数の線
むすんでひらいて
つないでつなげて
山の奥の木の家で
連日連夜
おじいちゃんは立て篭もり
絵を描き続けたとさ
描いては捨てて
捨てては描いて
なかなか思う通りにはいかないけれど
魂が求める限りの
ありったけの力で
筆を振るい続けたとさ
春の日の優しさ
夏の日の情熱
秋の日の静けさ
冬の日の冷静
おじいちゃんはボロボロになるくらいに
描き続けたとさ
もしも
絵画の神様がいるのなら
どうか
このおじいちゃんに
望みの絵を
描かせて下さい!
世界中のどこを探しても見つからない
おじいちゃんだけの絵を
世界中の不幸のどん底の中にいる人でも
幸せにする絵を!
そんな絵はありませんか?
夢なのかな
幻なのかな
おじいちゃんの
命という名の絵よ
いつしか
この地上に
姿や形として
誕生し給え!
おじいちゃんの
絵を描き続けるという幸せ
そのまんまの幸せで
どうか世界中が満たされますように!
いつしか
笑い笑って
螺旋に伸びる
天国に続く階段に
招かれる日
この世のものとは思えない
光のような美のような
絵を完成させて
おじいちゃん
満たされて眠るとさ
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小さく生まれた
優しい子守唄の夜
ねむの木のたもとで
そっと生まれた
『消えちゃいそうだよ
消えちゃいそうだよ』
もう よしなって
あの子も泣いてるよ
僕の夢 ふわり 浮かべた
万華鏡のような
宇宙の幾奥の
色の中で
世界を潤せ
『消えちゃいそうだよ
消えちゃいそうだよ』
それは赤子みたいに
いつも抱きしめていないと冷たくなって
死んでしまうよ
わめくのは
よせやい
ねむの木みたいに
強くなるんだ
地面の深くまで
ぐっと根を張って
天高く浮かぶ雲みたいに
どこまでも飛んでゆけ!
あの子、笑ってくれるかな?
輝け 輝け!
キラキラと
光で埋め尽くせ!
さようなら あきらめ君
新しい僕、ここからスタート!
小さく生まれた
優しい子守唄の夜
『生きて』
『生きて』
そして
『生きて』
小さかった夢に
気づいて!
育てて
抱きしめて
五感が苦しみの網の目に阻まれ
理知が辛さと悩みの深い奈落にはまり
心が脆さに壊れそうになったとしても
『生きて』
(可能性を生きて)
優しい子守唄が
はっきりと聴こえますか?
ほら
いつでも流れているでしょう
見離されてやしないでしょう!
真っ暗な闇の中
耳を澄ませて…
孤独とか絶望とか…
自己嫌悪とか
自己否定とか
欠落とか閉塞とかの
渦に
巻き込まれそうな
魂を
この手で救い出せ!
奪ったのは誰だ?
戦いを放棄したのは誰だ?押し潰して押し殺して
もがくことさえ
できなかったのは
誰だ?
『知らない』って声は
もうなしにしようぜ
だって
生きているんだもん
輝け、輝け!
キラキラ、キラキラ!
僕らはみんな赤ちゃん
大人も子供も
みんな赤ちゃん
だから
抱きしめていないと
心が心でなくしてしまうんだ
愛がなきゃ
愛さなきゃ
不安なんだ
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ちょっぴり考えた
何が特別なのかって
だけどもわからない
それでいいんだよ
君の笑顔
独り占めにしたい
みんなに自慢したい
ずっとずっと
こんな気持ち
いつもいつも
こんな気持ち
そんな夢を見ていた
今日も君の輝く笑顔を
隣で見ていたい
ねえいいでしょう?
それでいいんだよ