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青空の部屋


[20] 後遺症。
詩人:青空 [投票][編集]



まっしろのへや
いろがない そこは
てんごくみたい


永いときを眠ってたのかな


隣には見知らぬひとと
細い花瓶に収まった
色鮮やかのはな


少しずつ蘇る記憶


それは悪夢の始まり
脱け出そうにも
動かない身体


あの時の後遺症



見馴れたひとが
側にすわった
小さな袋を握って


中身は欲しがってた玩具


この身体ぢゃ眺めるだけ
それでも嬉しかったから

ありがとうの代わりに
泪が出てる気がした


たったひとりの母


何もしてあげられ
なかったよね


すこし窶れた顔

疲れちゃったんだ
もう 何もいらないから
隣にいてください



残るちからを込めて


ごめんなさい
を伝えたい




2007/05/04 (Fri)

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