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蒼月瑛の部屋


[19] 不純透明度
詩人:蒼月瑛 [投票][得票][編集]

僕は純粋だ。
どこまでも透き通っていて、穢れのない。まるで水晶のよう。
ああ、きれいだ。

ほら、見ろよ。
今でも目から涙を流せるんだぜ。びえんびえんとお布団の中で。
凍えるようにぶるぶる震えながら、泣いている。

自分より他人が大事。
嘘はみんなのためにつく。
まるで飴玉のように可愛らしく笑う。

僕は純粋できれいだ。
誰も、お父ちゃんもお母ちゃんも、みんな笑ってくれる。
泣きたいよ。もう。

2010/12/14 (Tue)

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