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蒼月瑛の部屋


[20] 願えばこの手に
詩人:蒼月瑛 [投票][得票][編集]


握った両手が脈を打つ

遠方の見知らぬ誰がために
私は純粋人みたいに願った

私の力は銀河系の小さな星にも遠く及ばぬ微弱なもの

それで救えというならば

私は神にもなれるだろう

しかし、願うのは 命だ! 鼓動だ! 振動だ!

重ねた両手は脈を打つ

不思議な生命力をたぎらせて


願えばこの手に命が宿る

2011/06/05 (Sun)

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