詩人:浅羽 | [投票][編集] |
復活祭
何を踊る
不死鳥の炎と
聖なる灰
風に舞い
何処かへ飛んでったんだ
燃え尽きたパンプキンボーイ
今はもう動かない
誰が為に星は回り
何の為に君は踊る
真実なんて
何処にもなくて
足跡はただ
消えていくんだ
クリスマスデイ
皆は歌う
舞い落ちた白い粒
街角に
朽ちた椅子
誰も気付かない
誰が為に星は回り
何の為に君は踊る
伸ばした腕は
ちっぽけ過ぎて
何も掴めず
諦めるんだ
消えてった思い出
失った約束
何も守れずに
浮かんでは沈むよ
閉じられた籠の中
ぼんやりと見つめる
空の色なんて
気紛れに変わるんだ
誰が為に星は回り
何の為に君は踊る
真実なんて
何処にもなくて
足跡はただ
消えていくんだ
誰が為に星は回り
何の為に君は踊る
伸ばした腕は
ちっぽけ過ぎて
何も掴めず
諦めるんだ
詩人:浅羽 | [投票][編集] |
空を眺める事も無くて
何かに追われる様に君は
独りぼっちで眠ってたんだ
無くしてしまった欠片
傷痕はまだ消えなくて
目が覚めても塞がってはないけど
君は一人で
僕も一人で
温もりを欲しがっているのさ
誰かが言った
君は独りだ
優しさが眩し過ぎるのだと
誰も君を助けはしないよ
冷たい路地裏投げ捨てられて
真夜中震える声で叫んで
それでも君は生きているんだ
何かを欲しがる事も無くて
月を眺める様に君は
一人きりで歩いてたんだ
隠してしまった心
ひび割れた声を繋いで
座り込んで明日を待っているんだ
君は一人で
僕も一人で
確信を欲しがっているのさ
誰かが言った
君は独りだ
愛情が眩しすぎるのだと
誰も君を助けはしないよ
冷たい路地裏投げ捨てられて
真夜中震える声で叫んで
それでも君は生きているんだ
か細い呼吸は止まりはしないよ
凍える宵闇包まれながら
停まらぬ鼓動に揺られて酔って
それでも僕は生きているんだ
それでも君は生きているから
泣いて傷付いて時折笑って
詩人:浅羽 | [投票][編集] |
赤熱する街
鳥籠の夜
閉じ込められた夢と子供達
疾走する闇
赤い帽子
色を無くした月と堕ちた翼
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている
空を飛ぶ兎
鳴き喚く猫
永遠を見た悪意のその色は
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている
君はその瞳を閉じて
絶対的矛盾を待ってる
音の無い世界の中で
離反した慟哭が聴こえる
朝焼けすら見えないのは
霧がかった信頼のせいさ
手に取った物はみんな
鬼の子にあげてしまったよ
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている
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君が触れてくれた
この手は冷たかった
いつか歌ってくれた
メロディは消えたままで
遠く揺れていた声
どうして届かないの
僕は変われないまま
明日を待ってるから
今どこへ歩いて行くの
道は見えないままで
君が教えてくれた
歌も忘れたままで
君が笑ってくれた
記憶はもう無いけど
その手は放さないで
メロディを無くさないよ
今どこへ歩いて行くの
道は見えないままで
君が教えてくれた
歌も忘れたままで
今どこへ歩いて行くの
先は見えないままで
アナタが言ってくれた
言葉はココにあるよ
今二人は何処へ行くの
道は違えたままで
いつかの思い出だけ
その手に握り締めて
詩人:浅羽 | [投票][編集] |
地下鉄
煉獄
潜り抜けて
改札
灼熱
踊りましょう
世界は
終わって
明日も来ない
残るは
唯一つ
君の心
赤色染めて
散り行く輝き
祈った言葉は
誰にも届かず
声を枯らして
叫んだあの夜
星空泳げば
会いに行ける?
調理場
暴れる
燃える魚
線路で
歌って
狂いましょう
赤色染めて
散り行く輝き
祈った言葉は
誰にも届かず
声を枯らして
叫んだあの夜
星空泳げば
会いに行ける?
逢い行ける?
愛に逝ける?
詩人:浅羽 | [投票][編集] |
擬似的妄想浮き雲を
ベルトで縛り今日も行く
巧言令色罵詈雑言
いらないモノは棄てて行こう
挑発的な顔つきで
無人の大都市駆け回る
希望の光はまだ見えず
それでも空へと手を伸ばす
廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても
僕はそれすら気付かないから
不規則病的白雪を
籠に閉じ込め夢を見る
赤熱情熱灼熱が
その身を焦がして夜に舞う
感情的な受動態
見えない未来を探してる
確かなモノは何処にも無い
だけどもそれを望んでる
廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても
僕はそれすら気付かないから
変動滞納悪徳衝動
消えた夏の日アリバイ工作
官能超越荒唐無稽
拾った欠片は排水口へ
廃退的な超振動
明日への扉に押し当てて
切り開いてく確かな道は
抽象的な二進数
あるはずもない夢の国
進んで行くさこの足で
それが幻だったとしても
僕はそれすら気付かないから
僕はそれすら気付かないから
僕はそれすら気付かないから