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スヌスムムリクの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 雨。
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雨がすき。




優しい音。

優しい景色。

優しいにおい。




すべてが私を覆ってくれる。



隠してくれる。


守られてる気がする。





人は、

「暗い。」



というけれど、


案外暗くもないんだよ。





水に濡れた、

土のにおい。木のにおい。公園のにおい。



水に覆われて、ぼんやりと見える、

街。人。森。海。




素敵だと思わない?








なぜだか、

ほっとするような、

泣きたくなるような、


この気持ち。







私には、ちょうどいい。






ギラギラした、


夏は苦手。





ぽかぽかする、何か新しいことを始めなければならないような、


春は苦手。






だけど、この時期に雨が降ることによって、




すべてが和らぐの。


おちつくの。



安心できるの。







やっぱり私は、




雨がすき。

2010/05/08 (Sat)

[2] notittle
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大切なのは、


「見失わないこと」





何が本当に大切なものなの?

守りたいものなの?




あたしはそれを、知ってる。

学んだはずだから。






たまに見失いそうになる。

けど、絶対にいけない。


周りにながされないで。






人はみんな、違うでしょう?


それは当たり前のこと。


誰がよくて、誰が悪いわけでもないの。

2010/05/25 (Tue)

[3] 「言葉」
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「ごめんなさい」



と言うのが、

幼い頃からのあたしの口癖だった。






どうしていいか、わからなかった。


苦しそうな母を見ているのが辛かった。

ヒステリーを見るのが辛かった。



どうにかしたくて、でもどうにもできなくて、


ただ、ただ、

私は母に笑ってほしくて、

優しく話しかけてもらいたくて、



ひたすら謝りつづけた。





それしか、すべを知らなかった。








「謝りなさい」

と言われ続けた記憶がある。


私は言われた通り、ひたすら謝りつづけた。


母には許してもらいるわけではなかったけど、

謝り続けた。


「ごめんなさい」


きっとこの言葉は、いつからか、あたしの武器になっていたんだと思う。



たぶん、私が謝るのはそこから。



「ごめんなさい」


私は、どこでこの言葉を使っていいか知らなかったけど、


「ごめんなさい」


この言葉を言うことで、私の気持ちが、


許される、

和らぐ気がしたから、


私はこの言葉を言い続けた。








あれから、十数年がたったけど、

母が

「心の病気」

だとわかったのは、つい最近のこと。




通院し始めた母に、
こないだポツリと一言、

「もう、謝らないで。」

と言われた。

ショックだっ

2010/05/25 (Tue)

[4] 「生きる」
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誰か、大切な人が亡くなったときに、




「世界から色が消えた」


とか、


「モノクロの世界。すべてが色褪せて見えた」




という表現をよくきくけれど、



私の場合は違っていた。







真逆だった。


すべてが、
いつも以上に、視界に入ってくる。

鮮やかに、賑やかに見えてくる。





それは、まぶしいくらいに輝いていて、

堂々としていて、




逃げ出してしまいたくなくらい、




現実だった。













それでも逃げ場はなくて、

隠れ家もなくて、


走り出した雨の中、
私は、目を閉じてしまいそうになる。



鮮やかすぎる、

美しすぎる、

残酷すぎるこの世界から、逃げ出すために。












いつだか目を開けたとき、視界がぼんやりとしていた。


変わらない世界がそこに見えたけど、


やっぱりちょっとだけ違う世界がそこにあった。




目を開いた私には、もう、
あの、キラキラした、輝いた世界は見えなかった。


もう、一生見ることはないんだろうなぁ、と思った。



不思議だね。

何なんだろう、この気持ち。





淡々とすぎる毎日の中、私はときに、ふと思う。


「生きるって、何なのなのだろう」


って。




きっと、その答えを出すことは、

誰に

2010/05/25 (Tue)

[6] 「もしも」
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「もしも」

なんて、ありえないのはわかってる。

考えても仕方ないことくらいわかってる。



でもさ、

「もしも」


あの時、あなたの声に応えられていたのなら、

今のあたしはどうなっていただろう。


素直になって、あなたの告白に、

「YES」

とさえ答えられていたら…。



今こんなに、

苦しくて、

切なくて、

胸を傷めることは、


なかったのかもしれないね。





あのときはわからなかったけど、

今ははっきりとわかるよ

「人を好きになる気持ち」

っていうものを。




あなたを忘れたくて、

私の隣で、

私の一番の親友と付き合っているあなたを、

あなた達を見るのがつらくて、

必死で前に進もうとしてきたけど、


やっぱりちょっと、無理みたい。



もう2年もたつんだね。




ごめんね。

あなたも、私を見てて、つらいよね。

いろいろ、思うことあるよね。


嫌でも、わかっちゃうんだもんね。



不思議なくらい、あなたは私を、何でもわかってくれる。

顔を、表情を見るだけで、

何でも見透かされてしまう。




隠そうとしても、あなただけには隠しきれないの。



ほんとに素敵な男の子なんだね。

どこにもいないよ、


探したけど、いなかったよ、



あなたみたいな人。





あなたも、親友も大好きだから、

2人には幸せになってほしい。


なってくれて、とっても嬉しい。


ほんとだよ??




でも、今だけはちょっと、考えさせて。


比べてしまうの。

仕方ないのにね。




やっぱり

「もしも」


今あなたがそばにいてくれるなら…


あなたさえ、そばにいてくれたなら……

2010/05/24 (Mon)

[8] ひとり
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拒むことができたはずのキスを、

あたしは拒もうとしなかった。




あたしはあなたのことを、

好きになりたくて、

なりたくて、

どうしていいかわからなくて、



付き合って、長い時間一緒にいれば、

好きになれるかと思ったけど、


案外、思ったほどそう、

簡単でもなくて、




でも、やっぱり好きになりたくて、

ならなきゃいけなくて、





あたしはあなたのキスを受け入れてしまった。








でも、心の距離が近づけるはずだったキスは、


すればするほど、


悲しくて、


苦しくて、



あなたへのあたしの心を遠ざけていることに、



気づいてしまったの。







あなたは、

キスのあと、あなたの腕の中で流した、

あたしの涙をしらない。



突き刺さるような、

胸の痛みをしらない。






ねえ、

あたしはこれから、



どうしたらいい??

2010/06/23 (Wed)

[9] 上手な泣き方、下手な泣き方
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あたしは

泣くのが上手なの



声が出ないように

目が赤くならないように

体が震えないように

上手に顔を隠しながら


誰にも気づかれないで泣けるんだよ






「どうしたの?」


って聞かれたら


「何でもないっ」


って、にっこり笑って答えて




「いっつも楽しそうでいいね」


「いいな、悩みなさそうで」


「お前、強そうだもんな」



なんて言われたら、



一瞬つまりそうになるけど


「ふふふ」


って笑って


大人な感じに受け流すの





すごいでしょ?








ほんとはね、

泣き方なんて、上手になりたくなかったんだ


わんわん声あげて

びしょびしょになって

人が来てもとまらなくて

何も考えられなくなるくらい



思いっきり、泣いてみたかった





誰かが来て


「大丈夫?」


なんて聞かれたら


「大丈夫じゃないです」



って答えるの






上手な泣き方


下手な泣き方



ほんとは

どっちが上手で

どっちが下手なのかな





ねぇ、

あたし、誰にも気づかれないように泣けるんだよ

2010/07/22 (Thu)

[10] 午後7時
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信号待ち


目の前を、たくさんの車が走っている



それを

ぼーっと眺めていたあたし



ふと気付いた


「ああ、あたしは独りなんだな」


ってこと

2010/09/10 (Fri)

[11] しおり 直樹 毎年、毎時期、この季節
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あと1週間で
あの日からちょうど6年

あの時の私たちは
絶望でいっぱいで、いっぱいで、

この先、

「生きる」

という道が、
全くみえなかった


この先、

「幸せ」

に出逢うことはないだろう

出逢ってはいけないんだろうなあ

と思ってた


自分たちだけが生きてるなんてありえなかった


だって、
あの子がいないんだから


あたしたちは、
3人でいつも一緒だった

本当に、珍しいくらい
仲が良かったと思う


学校もみんな違って、
どうしてここまで仲良くなったのかは覚えていない


でも、本当に絆で結ばれてた


みんなそれぞれ、家庭に何かを抱えていた


でも誰も、

「幸せじゃない」

とか、

「どうして自分だけ…」

なんて言わなかった

思わなかった


ちょっとマセた、
本当に優しい子たちの集まりだった

あたしはいつも、彼らに甘えて、甘えて、

もう本当に大好きだった

一生ずっと一緒にいると思ってた


小さな時の約束、友人関係など、大人になったらそんなのわからない

それはわかってる


でも、今でもあたしは、
彼らはあたしの一生の友人

あのことさえなければ一生一緒にいただろうと

確信できる


「難病」

仕方がない

悔やんでみても、あたしには治せないし、

どうしようもない


でも、
何で彼女が死ななければならなかったのか

あんなにいい子で、いっつもつらい思いをして、苦しい環境にいて、

神様は不公平だと、
本気でそう思った

あたしたちは、一生幸せにならないんだろうと本気で思った

自分たちだけが生きてる未来なんて想像できなかった


でも、意外と今、生きてしまってる自分がここにいる

彼女のことを毎日思い出すことも、なくなってしまった

いいのか悪いのか…







私には、

「正しい生き方」が、

わからない

2010/09/19 (Sun)

[12] 孤独
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「あなたはいいよね。


私はそんなに強くないんだよ。

強くなれないんだよ…。」



こういう言葉が、

一番嫌いです。



あなたの気持ちがわかるから。


一番よく、

わかってしまうから…。

2010/09/23 (Thu)
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