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スヌスムムリクの部屋


[15] お母さん
詩人:スヌスムムリク [投票][得票][編集]


あなたは、

あなたの母親を責めるけれど、


「自分だけが辛い」

なんて思うのは、

大間違いなんだよ。




あなたが自殺未遂するところを、

今までに何度も見てきた私は、

もう、

心が麻痺してしまいました。



ねえ、お母さん。

あなたはあなたのお母さん、

つまり、私のおばあちゃんに、

辛いこと、ひどいことを、

されて、言われてきたというけれど、


それなら何故、


私にも、自分がされて、
辛かったこと、苦しかったこと、それ以上のことをするの?




私達は、たった2人っきりなのに、

どうしてお互いを思いやって生きることができないの?



私ね、これでも、

頑張ってきたと思うんだけどなあ。



受験勉強をしながら、

半年、家でひとり暮らしをしながら、


精神病院に入院しているあなたに、

毎週、おいしいものを持って、会いに行って、

おしゃべりをして帰ってくるのも、

あなたが好きだからだったんだけどなあ。


今まで、

どんなにひどいことされても、

あたしは離れなかったはずなんだけどなあ。




それの仕打ちが、

もしこれなんだとしたら、

ちょっと、

あんまりだと思いませんか。




つらい。


苦しい。



もう、


やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、…




どれだけ苦しくても、

友達の前では不思議と笑って話してしまう。


昨日、

私の心が、

「ポキリ」

と折れた音が聞こえました。




私には、


頼れる人がいない。

2010/10/05 (Tue)

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