詩人:スヌスムムリク | [投票][得票][編集] |
あなたは、
あなたの母親を責めるけれど、
「自分だけが辛い」
なんて思うのは、
大間違いなんだよ。
あなたが自殺未遂するところを、
今までに何度も見てきた私は、
もう、
心が麻痺してしまいました。
ねえ、お母さん。
あなたはあなたのお母さん、
つまり、私のおばあちゃんに、
辛いこと、ひどいことを、
されて、言われてきたというけれど、
それなら何故、
私にも、自分がされて、
辛かったこと、苦しかったこと、それ以上のことをするの?
私達は、たった2人っきりなのに、
どうしてお互いを思いやって生きることができないの?
私ね、これでも、
頑張ってきたと思うんだけどなあ。
受験勉強をしながら、
半年、家でひとり暮らしをしながら、
精神病院に入院しているあなたに、
毎週、おいしいものを持って、会いに行って、
おしゃべりをして帰ってくるのも、
あなたが好きだからだったんだけどなあ。
今まで、
どんなにひどいことされても、
あたしは離れなかったはずなんだけどなあ。
それの仕打ちが、
もしこれなんだとしたら、
ちょっと、
あんまりだと思いませんか。
つらい。
苦しい。
もう、
やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、…
どれだけ苦しくても、
友達の前では不思議と笑って話してしまう。
昨日、
私の心が、
「ポキリ」
と折れた音が聞こえました。
私には、
頼れる人がいない。
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