ホーム > 詩人の部屋 > スヌスムムリクの部屋 > 出逢い、キセキ

スヌスムムリクの部屋


[20] 出逢い、キセキ
詩人:スヌスムムリク [投票][得票][編集]


「頑張れなんて言うなよ。

僕の気持ちなんかわからないくせに。知らないくせに。

これ以上僕に何を頑張れっていうんだよ。」




そんなことを言う君は、
世界一の大バカ者です。



「頑張れ」

は、最上級の応援の言葉。



そりゃあ、誰もね、

誰かにはなれない。


あんたの本当の気持ちなんて、

あんたにしかわかんない。


そうかもね。


でもね、

そんなこと言われてしまえばそれで終わりさ。





あたしは違うと思うよ。

誰もが君を応援してる。

代わってあげることはできないかもしれない。


でも、

君のことを考えてる。

大切に思ってる。


みんな、君のことが大好きなんだ。






こんなに優しさをもらって、

それを当たり前なんて思っちゃいけないよ。



いいかい?

こんなに素敵な人たちに出逢えた。

それだけで、

すごいキセキなんだ。


それだけで、

君は恵まれているんだよ。



つらいことがあったかもしれない。


わかるよ。


君はつらい。



でも、程度は違えど、

人は皆少なからず痛みを抱えて生きている。


君を心配してくれる人たちもそうだよ。


そんな人たちが君を心配してくれるんだ。


自分の痛みを放り出してまでも、

精一杯君のことを心配してるんだ。



ねえ、

これはすごいことだと思わないかい?


「自分を心配してくれる人たちがいる」



こんなに、
素敵なことはないんだ。



失ってから気付いては遅いんだよ。



君には苦しみがやってきた。


でも、それから抜け出せるチャンスが君にはある。






見逃さないで。

見失わないで。


逃げないで。




この苦しみを乗り越えたら、


素敵な人たちと、

素敵なことが、



たくさん待っているのだから。

2010/11/24 (Wed)

前頁] [スヌスムムリクの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -