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あとりえの部屋  〜 投稿順表示 〜


[193] アングラ療法
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

牛乳は健康にいいから


飲み過ぎなさい

ごくごく

がばがば


真夜中も

朝も昼も夜も




毎日

毎日
明るくやたら、やたら元気に
生きなさい
夜も眠らずに 生きなさい
元気に活き活と



毎日

意識的には

生きてなくていい

と思う



人の心の状態によっては



意識的に 休むよに

仮眠的 生きてなくていい


意識のフルマラソンは

やりたい人たちがやる



牛乳飲み過ぎなさい的信仰的


明るくいつも前向き
生き活き活き

なんて

弱った心の人たちには

意識のフルマラソン



意識的には

毎日 生きてなくていい


時には布団の上で

好きなパンかじって

パックのコーヒーミルク

ストローで飲んで

回復するまで



牛乳飲み過ぎ
やたら明るくやたら生き活き
意識フルマラソンなんて
やらなくていい


心疲れ弱った人は



毎日

意識的には

生きてなくていい

と思う

2010/12/22 (Wed)

[194] 補足
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

心の中の封建社会

という詩の後、

アングラ療法

という内容の詩は

矛盾していると思われた

かもしれませんが



心弱った人の心の中に

もし封建社会の

名残その犠牲となったものが

存在しているなら


エネルギー補充するには

通常の睡眠だけで

補えない場合も在り




外部から常に明るさを

常に元気さを求める環境も在ります


明るさを否定した訳では無く


24時間 暗くせず

常に明るく常に楽しく常に元気に振るまいなさいと


静寂なるものをなかなか

与えなき環境も在る


そして無意識は疲れながらも

意識はその常に明るく常に元気に

とことん24時間と

付き合ってしまう性格の人もいるため


2010/12/23 (Thu)

[195] 無ノ題
詩人:あとりえ [投票][編集]


リアルが大変でありながら

詩をかく


それは詩によって

何か顕れ

または


癒し求め








君たちは大切な人へ

メッセージを送る


大変な時こそ







リアルで何が起きているか

ここで伝えれば


君は驚くかもしれない


2010/12/23 (Thu)

[196] 冬の木漏れ日
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
言の葉の泡たち

言の葉の シャボン玉

言の葉の露


闇を抜けたがって

季節は

朝だとする


朝は新しい日


新しい季節


その朝露のような

言の葉

氷雪となる


溶かしてく陽気


君は

知ってるんだね


2010/12/23 (Thu)

[197] シャボン玉
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
飛んだ シャボン玉


高く飛んだ


シャボン玉



そして消えた



だから消える前


写した


時のシャボン玉

2010/12/23 (Thu)

[198] 夢ノ葉かさ
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
雨ノ粒

夢ノ葉

傘にした小人

妖精


変調リズム

ぱらぱら

夢ノ葉の傘打つ音



ゾンビ噺をしようぜ


妖精の羽

背から落ちても


人間の姿で歩めばよい



夢ノ葉の傘から

音消えて


その傘下
妖精は居ない



冬の陽気

シャボン玉みたく


夢の葉たち照らす


星降る夜も



2010/12/23 (Thu)

[199] 仕草
詩人:あとりえ [投票][編集]

 


海と空と地を

蹴るように

泳ぎ見つめ歩く

青春の若さ



仕草変わるよに

文学の庭で

君の指

腕の動き 変わり



夏風の青さの

めまい遠退いて



途方に暮れて




詩を舞う


雪を見よう



冷たさ識り



温もり感じ知る



君の文学性


君の仕草の上

淡く溶ける雪


2010/12/23 (Thu)

[200] 氷草原の詩
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 
草原を馬走る


青の風切りながら


あなたの世界は


在そんな風


あなたの背を



星吸い込む季節の

戸惑いと

呼吸と記憶の停止と連鎖




太陽

容赦無く照らした物語にさえ


いつしか雪降り積もり



氷雪の草原のオーロラ下


走る馬

その背に君乗ったとしても



それはある種
幸福なのだと

案じるのを止めて



走った馬

氷雪原を走る

そこに風吹いて




けして互い

雪の冷たさ中

眠らぬように



春の調べ聴こえて来るまで

2010/12/23 (Thu)

[201] 急須と風鈴
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
 


急須と風鈴


海の上のちゃぶ台で鳴り


急須は待っていました


飲んで下さるのを



青い波の上の

ちゃぶ台で


青空の雲


水平線と区別つかぬ


或る時の午後


ちゃぶ台


荒れた波に乗り消えて


急須も浮かびます


飲んで下さるのを


待つうちに


風鈴ちりんと
ちりん
ちりんと

潮風に揺れ鳴りました


その風鈴は


或る森の木の枝で

風と木漏れ日中


鳴っています


割れ欠けた急須


その木の根本


さざ波


森の奥まで来て


何回目の文明の世の脚本でしょう


森の奥から抜けると


砂浜
ちゃぶ台囲み


しらす干しのおむすび

急須から
茶を頂き飲んで


小さな家族たち語り笑い合いながら


幻想は時に

せつなく


潮風と波音

さらっていく




風鈴ちりんと

風鳴らす世界に住んでいる



2010/12/24 (Fri)

[203] 柊と紅い実
詩人:あとりえ [投票][編集]

 

ムー大陸以前の文明が

在ったとします

その文明では

文化の中、芸術性は

より尊重され

神殿のよな天井、壁、床の

立体画面の映像でネット
ワーク

ネット向こうの相手は

目の前の椅子に座っています

触れると透かされ

ネット仲間とは

互い絨毯とソファーに座る立体映像で話す


その文明はかなり進化した先

宇宙旅ツアーも存在し


太陽系内にも

惑星人が住み


惑星外星人たちと立体映像のネットでの交流

身につける衣装は

古典的スタイルが定着し



X'masは無い文明期


雪降る頃

柊と紅い実


誰もジングルベルの歌も

聖歌も知らない



立体映像で遥か未来の物語を

脚本にしていた

その文明期の
作家がクリスマスのような

ものをその脚本に創ります


しかしその脚本には

戦争など全く無き

文明が遥か未来

訪れるというシナリオ


その遥か気が遠くなる昔
昔の文明は消失し

太陽系内の惑星にも

生物の存在さえ


判らぬ時凪がれ



地球のかなり深い海の底の

堅い地の底中に

本のよな脚本

眠っている


開くとその文明の音楽がオルゴールのよに鳴り

台詞流れて

登場人物たちが

本の中 開く頁ごと

動く映像


その物語は戦争により

苦しむ台詞


遥か未来の文明は

戦争無き文明訪れると


知らぬ言語の台詞

映像止まれば



柊と紅い実



その脚本は

柊の紅い実のような
リボンと

柊の葉と同じ緑色で

包まれて

2010/12/24 (Fri)
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