詩人:あとりえ | [投票][編集] |
切手貼る指先
赤切れて
創造の泉なる湯気
光り溶かし
けふ映り
あなた詩の想
髪解かす
春の草原なる夢
画くよに
そこへ雪白き花の如く
降る夢と
重なる
物語
その湯気の先で
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
髪解くよな仕草
うたう季節流れて
春風髪揺らし
夏衣と入道雲
秋空せつなさ映す
冬吸い込むよう星かがやき
セシルカット間もない君
風邪引いた
蒼さ過ぎた 青春
いつしかまた
長く解く髪先
瞬く仕草
透き通る
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
想い返せば
あの遠くなる点滴後
夢 愛など
語れぬ体質
夢へと酸素
送る
君へ
死んだよに詩うたっても
その詩に酸素
巡らせて
それは
いつしか生まれ行く
定めのように
雪 降る
誰かの
夢に酸素
生きるよに
巡る
12月の酸素
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
君は
ヒューマニズムの時計のネジ回しながら
草原の話し聴いてくれた
花の首飾りと
キャトルフィーユの
脚本とメロディー
誰も盗作してくれないんだ
キャトル フィーユ
見つけても
幸福にはなれないからと
幸福の在り方
探すような
そんなキャトルフィーユ
編まれた
花飾り
その年の春
窓外
忘れ雪降っていて
ヒューマニズムに春の雪降るようで
枯れた
キャトルフィーユ
地に還る
僕らもいつか
草原に雪積もり
はしゃいでた時間跡地に
も
雪降るように
溶けた後
また時の草原
キャトルフィーユで埋めつくされたなら
いつかの死の準備と
より生きるためのシナリオとメロディー
作ってほしい
(キャトルフィーユとは、フランス語で四つ葉という意味)
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
ネットワーク
ことば
文字
表現
次元と現在
現実 過去 未来と繋がりながら
原始から生じた
ネットワーク
江戸仕草
マナーフェロモン
趣
着物姿
雪の上の傘
北欧スタイルの部屋で
着物たたむ
あの人の記し
趣をネットワークにて伝え
僕は心にLinkした
いつか
三次元の世界で
その趣、心
ネットワーク
あの人の
から傘に白い雪
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
雪
あの草原白くして
飽和してゆく物語
眺めた
ワルツ式の音階に
詩は踊れなかったと
嘆く
あの人の悩ましきノイズに
雪閉ざす
溶けるよに解けた跡
その飽和していく
物語のエナジーと君の姿
冬と春の狭間
垣間見る
雪降り走るノイズに
詩
斜め降り
雪のなか咲く花
見つけた頃
いつしか消えたノイズ
春は様々な姿
伝え去り
あの草原の風向こう
新た連れて来る
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
ゾンビの純愛をシナリオなか収めた
収納ストーリーに
警告が来ました
そのシナリオを
断捨離なさい
エイリアンの熊猿鹿サンは
シナリオたち腕に抱え
山林のなかへ
住み千年絶ちました
竹林に 香久山姫
生まれた日の月夜
問題は発生しました
人魚姫の話しは不幸になるから
読んではならないよ
泡になっちゃうし
二次世界と
三次世界は
しかと繋がりリンクし合って
感じ取る心は同じ体内のなか
玉手箱の煙り
赤ん坊に還らせたなら
シナリオの内容
変えて山奥深から下り
猿、熊、うさぎ、鹿の着ぐるみ脱いで
まず、うたうよに
文字綴ることは
人間の知的な作業だと
証明くださ
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
和の衣
飛んで山向こう
懐かし
あかぎれにて綴る文字化けに
正体著せと
夢庵さんに
天狗親分
叫ぶ中の風の
どばどばと音立て
逃げてくのか
挑み立ち続けるのか
舞ちゃん
ピンヒールはいて
ピアスとバイオリンの関係
文学にして
賞貰い一躍
文壇のカクテル席の椅子心地
夢庵さん
どばば降り続ける雪風中
天狗親分から誉められるまで
ずっと
ずっと
待ち続け
天狗親分はカクテル席で舞ちゃんのグラスに注いでは
天狗下駄 嬉しそうに
鳴らしダンスダンス
夢庵
春先の うらら冷たい陽光のなか倒れ
夜桜舞い散る頃
起きて
闇なか消えた
どうしてますか?
舞ちゃんメール飛ばすが
エラー
夢庵
新しいネームは
パスタラスパスカルとか
夢庵だと
すぐわかっちゃうような
ネームで
文壇へ送ってんだろ
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
オカルトな愛なか生じては
死に
また生じては死に
また生じてく
オカルトな愛なかの哀
メキシコ
サンバ
イカシたスタイルの蓄音機
カーテン揺れて
愉快なオカルトたち
始まった
愉快な
オカルトたちだよ
カーテン向こうの
花曇り空
オカルトな愛と哀との
関係など
操り人形ならぬ
操り人間
のっぺらぼうの
いいこ
愛しい人を
のっぺらぼうにし
操り人間にしたくてたまらないという
ママがやった悪夢を
恋人に実行したがる
そんなオカルトなど
物語中にも要らぬ