詩人:あとりえ | [投票][編集] |
地球が四角い
玉手箱の形になった
世紀末先の紀元前
地球に煙りばかり
人々の半数は
白髪の老人
人々の半数は
乙姫の羽衣のバーゲンセールと
乙姫ルック
ファッションショー
乙姫結い上げ髪
流行り
しかし人間以外の生き物は
海亀だけ
庭に部屋に海亀
ペットショップに海亀
四角い
玉手箱のような形の星に
宇宙人
嘆き通り過ぎて行く
誰も
浦島太郎の話しが
世紀末を連れて来るなんて
云ってません
ただな
浦島太郎の話しも
玉手箱も
あちこち落ちていたり
漂い凪がれて来るものだなと
家具屋さんの香久山姫が
バイリンガルやりながら
なんて女らしくないなんて
云われながら
重量あるタンス抱え上げ
月夜ぐらいは
女らしくなりたいと
庭の海亀に語りかけるうち
火星犬発見のニュース
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泉の湯にて洗う髪
星の粒カケラ飾る
シナリオ
頁めくれば
次回へ続け
空白頁
風にぱらはら
記しなさい
印しなさい
羽衣はもう隠されてしまい
見つからないんだ
さあ
印しなさい
空白の頁へ
記し印す仕草
その背向こう
羽衣 時の風に飛んで行く
あれは
どなたの羽衣?
ああ
あの方の
羽衣ね..
この物語は
もう
何度目の文明
繰り返したかしら
あたくしは
何処へ迎うのかしら
そう気づいた時
もう髭は生えていて
袴似合う
男子となりました
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髭は毎日剃らねば
伸び続け仙人になってしまう
三つ編みにしても
ギャグになりそこなう
僕の詩の髭は
どうだい?
伸ばしてたら仙人髭のよになり
三つ編みにしてみたよ
笑った後
がっかりしたよ
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白い部屋
煽りだと言ってるけど
周囲は
施設虐待だと皆
言ってる
施設虐待のことを
煽りだと
施設虐待した側は云う
ほら
スポーツの煽りと同じだと
施設虐待
雪の日の夕ご飯
小さな子供いる部屋
ママが作ったご飯を
残したなら
その残した皿持ち
ベランダで
食べなさい
斜め降る雪の夜
ベランダで残したご飯食べた
その子
大人になり
白い衣着て
煽りだからと
誰が見ても施設虐待
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このネットワークなか
発生した文明期
原始時代
創世期
文明文化の夜明け
オルゴールのバレリーナに
道端の花
摘んでわたす
オズの魔法使いのキャスターたち
撮影終われば
誰も気づかない世界の色は
灰色?
桃、紅、黄の薔薇の花たち
灰色のままじゃ
いやだと想う
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雪景
乗せた木の枝
溶けた春先の調べ
軽やかな風と違う調べでも
木の枝
タクトにして詩う若者
そこ降る雨の詩
蒼き陽ざし
かろやかな風
いつでも詩 現れて来て
詩人:あとりえ | [投票][編集] |
非難、批判は
簡単で
優しさ
前向きな言葉は
難しいのか
埃っぽい優しさ
疲れてしまう前向きさ
なのか
嫌味の天才と言われた人の
母は若くして更年期障害
からの
ヒステリーで
その人に当たり散らし
その人は
母と同じタイプの女性を
好きになり
彼女から毎日ヒステリー 受け
にこにこ優しく彼女を
なだめた後
ドア出た後
止まらぬ嫌味
下げてならない
営業成績維持
そしてその子供
家庭でヒステリーと嫌味聞かされ
幸せ恐怖症となり
幸せになっても
崩れてしまうなら
始めから幸せなど無ければ
失った後 辛くないと
世の中は複数スタッフ的に
ヒステリー
アルコール依存症
境界性人格障害
を早期に治すよう伝え
早期に対処するよう
促す社会となるように
その人たちが
親となり
大切な我が子と
接する前に