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あとりえの部屋


[115] 無題
詩人:あとりえ [投票][編集]

 
ネットのサークル
仲間だった

十代の子の日記が消えていた

噂で聞いた事件と

日記更新日付が止まった時が同じで

気になっている

…………………

十年前
ネット始めは
同性の友達が欲しくて

同じ趣味の話しなど
したくて始めたネット

好きな人が出来るなど
これっぽちも想わずに

いつしか季節過ぎて

相手はかなり年下だと
知った

それでも気づいた時
相手は二十歳超えていて

また季節過ぎ

女性ハンネを載せた

今消えている日記の十代の子が

ラブレターと類似した
ことばを伝えて来た

そのうち性的な表現も伝えて

僕は女性ハンネはもう
止めようと想った


君は二十歳過ぎて
その子よりだいぶ年上だから

君の事は好きでいていいよね

そう想った

そして数ヶ月程 ネットを止めた後

昔みたいに

君に再び恋をした


僕は 何をしたの

ネット上で現実的な認知力や

現実的な対処判断は

無かったの?


そんなに君を更に愛しくなったの


君は 僕以外の人を好きなのに


あの未来何も考えずに
ネットやって

親しい友人になってくれたあの娘は自ら他界するし

どうしてこんなに刹那超えてるんだ


2010/11/29 (Mon)

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