ホーム > 詩人の部屋 > あとりえの部屋 > 砂時計なかの愛

あとりえの部屋


[116] 砂時計なかの愛
詩人:あとりえ [投票][得票][編集]

 
 
僕は

君の骨盤で

砂時計を割る
夢をみた


砂はさらら



君の骨盤の上

滑り落ちて


夜は闇を愛しげに

抱く


そんな夢を見て


割った

その時計から

さらら

砂のなかの愛


滑り落ちた


この指の指と間の水掻きを


2010/11/29 (Mon)

前頁] [あとりえの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -