ホーム > 詩人の部屋 > あとりえの部屋 > 冬の海辺のタクト

あとりえの部屋


[150] 冬の海辺のタクト
詩人:あとりえ [投票][得票][編集]



文学座の星座から


降る雪



雨雑じり


その冷たさは逆に暖かい


そんな幻想曲さえ

感じさせ



文学星座から降る物語







その様々なカケラ


与え残しながら



その波紋


余韻



しゃらん響きながら



降って消えたよな夜


_________



まだ寒くない海辺で



無邪気にタクト


取り合った僕ら





何伝え逢い





冬の海辺のタクトなら




また違う


振り方をするだろか



あのタクトを



取り合うように



崖っぷちの飛沫


掻き消す




漁火の果て覧た幻想曲のよな


展開から

ひたすら逃げる


平凡な幸せ求める


僕たちの


詩のカケラ


2010/12/16 (Thu)

前頁] [あとりえの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -