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言ってくれたね、子供の頃の写真見て
フランケンみたいって
よく君の前に立つと何故か、ぶってくれた
殴りたくなる顔に生まれて、すいません
ただ笑うのが、仕事だった
ただ何も、わからなかった
君達を想えばこそ、今は
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僕んちではとうむるこしを三個育てた。
一個は大きくなったが、二つのとうむるこしは死んだ。
爺ちゃんはとうむるこしは食われたと言った。
食われたとうむるこしは何処に行ったのかと訊くと、あの世に行ったんだと言う。
俺は爺の腹の中に入った事を知っているのに。
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微かな美名は昔とった杵柄の名残
永遠の空想は風前の灯火
悲しみを全身に装備した、鋼の戦士の戦い狂い
狭い世界の片隅に狂った世界の断片が
昔の臭い蓋の荒原であの夕日に駆けるのだ
苦しい何かを身に纏って笑うのだ
絶望という妄想を草臥れた花を手にとって
涙消えて血が消えて、骨が消えて皆消えて
また猛然と奔走し俄然と居なくなるのさ
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そこを通せんぼしてるのは誰
僕はその道に用があるんだ
道を開けてくれないか
カタカタカタ
・・・僕は通せんぼなんてしていませんよ
待ってるんですよ
どうしてそんな嘘をつくのかな・・・。
カタカタカタ・・・風が揺らすだけ
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見通し悪く、天候最悪
絶好の海路なり
今進まずしていつ進む
船員くたばって誰が船を漕ぐ
俺が漕ぐ
鴎も漕ぐ
錨はぐるぐる回ってモーターとなる
風速10メートルの向かい風きたる
この風に乗らずしてどうするものか
帆を揚げろ
荒唐無稽船は大破寸前なり
杜撰な計画から糧食は既に底をついた
この航海に失敗はない
あるのは栄光の成功だけだ
君がどんな後ろ向きな事を言ってもこの船は必ず沈む
だから早く観測を続けろ
どうだ、鯨や海豚が飛び跳ねるだろう
見終わったらはやく俺に換われ
君がこの装飾の舵をとりたまえ
俺がヨーソローと言ったら君もヨーソローと言いたまえ
それで船はちゃんと流され行くのだ
見ろあそこに島がある
だがこの船は明後日の方向に進んで行くぞ
ははははは、ぶっ壊れているから仕方が無いのだ
君もとうとうくたばったか
これで私一人だ
これで隠しておいた煙草が吸える
彼は嫌煙だったからなあ
海は青いな大きいなあ
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弾が尽きました
投げる手投げ弾ももうありません
精根も尽き果てました
私はもう駄目です
そうか、私ももう駄目だ
隊長がへこたれてどうするのです
どうもしないのだ
ご命令を
突撃しろと仰ってくだされば・・・
突撃したけりゃ勝手にしたらいいでしょう
私はもう寝たいのだ
なんなら君も寝たまえ
ではおやすみ
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生きているとは素晴らしい
何が素晴らしいかは分からない
だけど兎に角素晴らしい
そんな感じがするからだ
誰かが幸せだ
幸せとはなんだ
しかし私は幸せだ
何が幸せかは分からない
幸せじゃなくてもいい
人はみなすべからくばかだ
みなすばらしくすばらしいのだ
君が考えたって分かることじゃない
笑っておけ
幸せだ
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暇潰しにひねくれてみた
世界が世界でしかないのなら
私の思う世界は世界ではないのだろう
私の世界は他人の世界とは違う
それが世界なら
私は他人へ対し大きな誤認を持っているのだろう
他人もまた、私に対し。
大いに憎んだところで、大いに好んだところで
世界がなんだというのか
世界は世界でしかない
思えば破滅的な世界だ
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最初に教えてもらうんだよ
親が最初に教えてくれるんだよ
俺は馬鹿だからすぐ忘れてしまう
皆優しいから教えてくれるんだよ
思い出して感激してもまた忘れちまうんだよ
皆優しいからまた思い出させてくれるんだよ
忘れてしまっていた自分を蔑んでいると
また忘れてしまう
また誰かが教えてくれる
俺は感動する
いつになったら
忘れずにいられるんだ
俺もいい加減教える側に立ちたい
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東京の駅を見て ホームレスに出会う
東京の空を見上げ 何気ない鳥の大群に
東京の空の下 僕は福岡にいる
なにもせずにだらだら 生き永らえている
苦しい夢の波動で 歌を聞き流してる
夢の続きが見たくて また眠ろう
永遠に眠ろう あの夢の続きをまた見る日まで
さようならと 自分のメールアドレス宛に打電して死んだ
清らかに眠れ 敬されざる者よ
鴉にでも 食べられろ