この世に言葉は要らないさ

必要だって？

黙りこくなって？

嗚呼、そういう事か。

話せば良いんだろ！

探さないで下さいね。
僕はこれから旅に出ます。

道標は要りません。


旅路があるからそこを行こう。

何も考えずに歩いていこう。

旅人は行き倒れ。

流離いの人はこれを見て、一つ拝んで去ってゆく。
屍は誰にもよらず風葬されて、魂が旅立った。

森羅万象に光があるとは限らない。
何故ならそれはつまり分からない。
只分かることは大気に影はないということ。
葦の隋から天井を覗くと、そうなるのだ。

太陽から光が生まれて、それを受け取れるか受け取れないか。
影は光を受け取れないけど、大気は光を受け取るから青くなる。
真っ黒影の一生に日の目は無い。

そうだろう
なぁ、楽しくないか
楽しそうだね
無論楽しいよね
何が楽しいかくらい
分かってるよね
こんなに楽しいんだもの
ねっ楽しいでしょ
楽しくないとは
なんて楽しいことでしょう
ああ楽しいよ
楽しくて楽しくて
何が？
分からない
苦しい？
楽しいよ。
きっと、楽しいんです。

僕の悲しみを支えてくれている
何も言わずに只僕の悲しみだけを
傲慢だとか言わずに
明日見たらば昨日と別れ
涙ぐましく成長して
嫌と言うほど夢を見て
どうしてこんなになったかな
未来の国からやって来た
未知の人たちがビラ配り
遠くの星から来た人が
その辺ウロウロしてるんだ
あ〜家にかえろっかな
悲しくても側にいてくれる
それは何だろう
ずっとずっと
此処にいさせてつかあさいな
なあ月の旦那さん

地球が爆発しても太陽が爆発しても
何じゃそりゃ
と言わんばかりに全部消し飛ぶ
偉いこっちゃなあと思う間もなく
さあどうしたもんか
地球が爆発しないように頼むか
地球が言った
君の家の中に虫達が住んでいて、地震で家が崩れそうになった時その虫を助けるかね？
嘘を付いた
助けますよ
爆発するのは君たちが絶滅して、更にうーんと先のことさ
偉いこっちゃなあ
いつ絶滅するんでしょ

布団の中で恐怖を凌ぐ毎日に嫌気がさして遂に怒った
誰に怒ればいいんだろうとか、そういう事は考える余裕もない
俺は誰に対して怒りを燃やしていたのだろうか
布団の中という安全圏に居ながらにして
誰に怒ったのだろうかと、首をかしげて壁を見つめて
答えが出る前に眠りについた

むかしむかし、あるところに立派な若者がおったそうじゃ。
力持ちで優しいその男の弱点は、スネであった。
かくかくしかじかで鬼退治へ行って鬼を見事討ち取ったそうじゃ。
何が立派かというと、弱点がスネというところではなく、力持ちで優しくて鬼より強いというところ。

覗いてみると遠くのほうに嘘が見えるぞ
肉眼じゃあ見えないのになあ
遥か遠方嘘発見
ぐんぐんこちらへ近づいてくる
肉眼では見えません
奴らはステルスか！
嘘発見レーダーに八百の嘘が！
それは本当か！嘘か！
あなたは本当に提督か！
嘘ではないか！本当なのか
ああ！嘘に囲まれてしまった
もうおしまいだ
それは本当か？嘘だ！
何が嘘で本当なのか分かりません！
心配するな！誰も分からん！

根性とか色々
勇気という名の剣を持ち
忍耐という名の盾を持ち
努力という名の鎧を身に纏い
人生とかいうわけの分からない冒険を
勇者だろうか村人だろうか
分からない
それは気分次第だ
粋がって死にたがって生意気言って誰に謝ってんのか
勝手に行って戻って来て八つ当たり
ターニングポイント履き違えて間違えて
悲しみが分からないのは無機質だから
ドンと来いよラスボスは何処
自分の中に住む敵を倒せばゴールドは貰えなくても経験値は貰えるよ
レベルアップしてステータス上って
物語を進めるのか
時に投げやりで微塵の気力も無い笑顔を浮かべる時代の伶人達の
曲を聴いて落ち着いて
日陰で頑張って、浅いとか深いとか
詰め込みすぎた内容に意味が分からなくなって
イベントの内容を忘れちゃって
パーティーの数は膨れ上がった
商人は薬草じゃなくて海賊版のCDを売ってるけれど
関係無い
知らないとか愛してるとか俺の存在とか私の存在とか
実はどうなんでしょう
帰りたい
大声で叫んでも声が出なかったのは脳内で事を成したから
暗がりを恐れないで
朽ち果てる事を誇りに思うとは形而的なものばかり
倫理的？制約？バイバイ