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当たり前の実情を当たり前だと受け止めた
悲しき一人の男はそこに居た
僕は知っている
見たことがあるんだ
なぜなら彼はヒーローだからさ
或る日皆にこういったよ
僕はとてつもない糞野郎だ
とね
僕は驚いたね
何で彼はそんな事を言い出したんだろうと
しかし彼はこの薄汚れた世の中を清々しく思っていたのだろう
僕は彼から眩い光が見て取れたのさ
嗚呼若いころの僕よ何故光栄をたどらんや
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一人じゃないから生きていける
一人じゃないから強く生きていける
一人じゃ心細くて何も出来ない
あなたを産んだ親を産んだ親やその人を助けた人もいる
皆一人じゃない
一人で生きてけるのは仙人か火星人ぐらいだ
全く知らない人ともつながってる
だから皆一人じゃないんだ
この世は感動の連続だ
感動することを大まかに忘れちまってるから
このサイトで泣ける詩を書いたって誰も居なけりゃ意味が無い
どうして皆集まったんだい
なんでここに生まれたんだろうね
近所の人もまたよくここに暮らしてるね
海に行った日にたまたまあった人たち
その中にはずっと昔から繋がってた人もいるかもしれないね
一人じゃないから笑えて泣けて怒れて喜べる
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人は、悲しみは、生きた甲斐は、名前のある人も、ただ消える。
ゴミ箱に捨てたちり紙のように
店員に貰ったレシートのように
文字を書かれるチョークのように
大きい波の前の小さな波のように
道端に出来た少し大きな水溜りのように
長く伸び過ぎてしまった両手の爪のように
昨日空を見上げるとあった綺麗な青と清い白のように
どれだけ人を幸せにしてやっても
どれだけ人を苦しめてやっても
どんなに努力をしていようと
どんなに延命していようと。
でも待っているものは一緒じゃない。
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空がある理由は明白だ
それは大地があるからだ
雲がある理由は明白だ
それは空があるからだ
大地がある理由は明白だ
それは海があるからだ
神がいる理由は明白だ
それは人がいるからだ
悲しみがある理由は明白だ
それは喜びがあるからだ
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香ばしい。
良いにおいがする。
僕が昔母さんと食ったとうもろこしのにおいがする。
取り留めのないただの日常に、引き金が沢山あって思い出される忘れていた記憶をただ楽しむ。
今何を忘れているのだろうか、思い出せない。
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とある朝に起きると10時を回る
新鮮な朝の空気はすわれじと霧散したか
眠気眼に用は無い
そうすかといって去る眠気眼
忘れんといてと朝飯が、レンジでチンして昼飯に
おっ、おっ、面白い映画が始めるぞパチパチ
起きろっ!!
嗚呼もう七時半かもう少し夢が見たかったな
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パーッっと花の様に咲いたんだが
花と違うところはそれはどこまでも輝いている様だった
壁は突き抜けた気がして太陽にまで届いた。
詰まらない事を知りすぎると何もかもくだらなくなった。自分がくだらない。
それだけなのに。
種は埋まって
苗が出た
それから蕾は花咲かす。
そんな夢だって、何もかも。
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宜しくよ
刺々しくも
突き刺さる
突き刺さりしもの
一体何なの?
笑っていたい
転げまわって
永遠に永久に
時には悲しみたい
それでもな
堪えられずにふきだした
涅槃も良いねと思ってね
きっと明日は良い
明日が良くないなら明日の明日は良いとも
下向かず上向かず右見て左見て前を見ろ
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色のついた人がいたとする
色のついてない人もいたとする
色のついた人はもう色がついてるのだから混ぜるしかできない
色のついてない人はこれからまだ分からない
色んな人たちは、似たようで結局違う道を進む
もしも冴えない頭に清々しさを与えられたら
素晴らしいものもうめるだろう