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竜宮這の部屋


[3] 斯く至れりて鴻毛と散りゆかん
詩人:竜宮這 [投票][編集]

明くる日僕は消えていることだろう

明くる日僕が消えても誰も分からないだろう

明くる日僕の死体が片付けられるだろう

かつて存在していた僕は
今この世界に存在している
今、僕は、この世界にいる
多くの人々と共に、今この世界にいる
おそらく、確実に

かつて僕より先の未来を生きた人などいるだろうか
今僕は最先端にて虚無の波に呑まれまいと・・・
呑まれれば最後、僕を置き去りにして時が駸々と流れてゆく

僕も過去の闇の中に、闇として迎え入れられ、僕もまた闇となるのだろう

2009/09/06 (Sun)

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