詩人:ゆなぎ | [投票][編集] |
空へと一歩 踏み出した
君を彩る 反転した世界
眠る君に 触れた
指先から伝わる 氷の感覚
凍てついた 君の身体
凍てついた 僕の精神(ココロ)
針は 止まったまま
動くことすらできず
あの日 君だけを置いて
僕は老いていく
あの日
「またね」と笑って手を振った
君の強がり気付けなかった
最期に君がついた 優しい嘘
見抜けなかった 幼い僕
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呼吸を止めて
冷めた世界に身を委ね
欠落が怖かった
ただ、それだけ
終われることを期待した
浴槽の中 ぼやけた世界
水を求めた
干からびないように、枯れないように
温もり消えた
濡れた体は強張って行く
呼吸 止めれば
終われるかな 君の側で
忘れぬ程に 走馬灯は
最期まで 胸 締め付けるのね
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生きる意味がないと嘆くなら
ねぇ
僕の為に生きてよ
生きて欲しいと望む
大切な人達の為に歩いてよ
声に出して泣いていいから
迷って立ち止まっていいから
俯いて落ち込んでしまっていいから
君を好きな人達を
君の歩く道しるべにしてみてよ
ほら
あんがい、そんなに悪くないでしょ?
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ねぇ 鳴らない携帯
見つめて待つの
独りの明日 怖いから
君との繋がり 求めるの
よかったら なんて
曖昧な言葉で 繋ぎとめて
曖昧な関係 後悔覚えた
好きだよ 言えたなら
どんなに楽に なるのだろう
つかえては 飲み込むその言葉
拒絶が怖いから
心地良い今すらも
終わってしまうの 怖いから
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春、目覚めの大地
新しい生命 優しい息吹
君は 未来を決める
夏、恵みの大地
青々と茂る草木 輝く太陽
君は 永遠の眠りにつく
秋、収穫の大地
紅く舞落ちる葉 寂しさ残す夕暮れ
君を 思い浮かべ泣く
冬、眠りの大地
吐き出す白い息 降り注ぐ雪華
君を 思い出に変える
やがて眠りにつく その時まで
君の分まで 笑って生きよう。
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おやすみ、おやすみ
良い夢を
触れる体温は温かく
指先だけ不釣り合いにひんやりと。
おやすみ、おやすみ
良い夢を
願わくば明日も、
君が笑顔でありますように。
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星降る夜に 君と手をつないで
幸せを願った
来年もまた 君と手をつないで
ここで願おう、と
叶わない夢と 知っていながら
冷たくなる君の手を 握りしめた
閉じないで、とじないで その瞼を
僕を映して 笑ってよ
その声を聞かせて 歌ってよ
君が綴った 最期の唄
変わらない愛を 誓う唄
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君が笑うから、僕も笑う
君が幸せだから、僕も幸せ
これから先のたくさんの事を
ずっとずっと一緒に 二人で
同じ気持ちで 笑っていたいよ
指輪やピアス
形での愛なんていらないから
君が居る 変わらない日常を
僕にちょうだい?
君にあったら抱きしめよう
そしてそっとキスをして
『だいすきだよ』
耳元でそっと囁いて
耳まで真っ赤の君を見て
また幸せをかみ締める