ホーム > 詩人の部屋 > あしゅの部屋 > 投稿順表示

あしゅの部屋  〜 投稿順表示 〜


[35] その一言
詩人:あしゅ [投票][編集]


ありきたりな歌なんて
ありきたりな歌詞なんて

もう、



要らない。


僕の全てを伝える
その一言があればいいのに。


好き。 や



愛してる。 じゃ足りない。




言葉にすれば安っぽくなる
この想いを



君になんて伝えればいい?

2007/12/30 (Sun)

[36] 
詩人:あしゅ [投票][編集]


風は今日も、強い。

ただ、それだけ。


自由な風。

つかみ取ることも
吹き付ける場所も把握できない。

誰にも捕まらない
自由な風。


僕も風になれたらいいのに。


2007/12/30 (Sun)

[37] 君と未来
詩人:あしゅ [投票][編集]


歩きはじめた未来はまだ
先は見えないけど


手をつないで歩いて行った
君と共に
どんな未来も越えてゆけた

あの頃を抱いて。


君の笑顔焼き付いているから

だから


寂しいことなんてないよ
哀しいことなんてないよ




どれだけ願っても
戻れないあの頃振り返るより

君が望んだ未来を
歩いていくよ


真っすぐに生きる僕を
大好きだと君は言ったから


だから



思い出は、ここに、置いて。




笑って生きるよ僕らしく。

寂しいことなんてないよ
哀しいことなんてないよ


2008/01/08 (Tue)

[38] 創る手
詩人:あしゅ [投票][編集]


血で血を洗う。


託された希望は

銃声で掻き消され


明日の為と奮った武力で

誰かの「明日」奪う。


自らの幸せの為に

誰かに絶望なすりつけ


自らの正義の為に

誰かの正義を悪にする。


紅い朱いその、薄汚れた手は

誰か を、何か を

壊すためにあるのではありません。



あたたかい温かいその、大きな手は

誰か を、何か を

包み込む為にあるのです。



忘れないで、その手は
壊すために生まれたのではない事。

忘れないで、その手は
創るために生まれたのだと。



大丈夫。
あなたにも、誰かを救えるよ。

さぁ。
この手をとって。

2008/01/29 (Tue)

[39] 呼ぶ声
詩人:あしゅ [投票][編集]


君が ずっと側にいてくれたから
独りはとても 惨めにおもう。

寂しくて 悲しくて
君の手を握りたいのに


隣に君はいなくて
もう君に会えなくて

会えないのに 会えないのに
まだ君が隣にいると錯覚して
君を呼ぶけど



この世界中のどこからも
君の声が聞こえない。

2008/01/29 (Tue)

[40] 頼りない光でも
詩人:あしゅ [投票][編集]

星はどこまでも遠くから
孤高に
そして強く、強く輝くのに
僕らはどうしてこんなにも
頼りなくしか輝けないのだろう


それは




きっと






僕らが孤独ではないから


僕らは寄り添い助け合い
手を取り合って生きていく

その過程で
一箇所に集まった頼りない光が
大きな大きな光になって

あの星のように
強く強く輝くのだろう。


2008/02/12 (Tue)

[42] ごっこ遊び
詩人:あしゅ [投票][編集]

「終わりにしよう。恋人ごっこ」
涙隠す 痛み閉じ込め
出会ったあの日 温もり抱いて
今はない 優しい熱源

腕すり抜けた 冷たい風
弱虫を叱って 臆病を笑って
もっと強く もっと強く
虚無をかき抱いて

涙隠す 歪んだ笑顔見せず
痛み閉じ込め 今日を生きる

2008/06/03 (Tue)

[43] 
詩人:あしゅ [投票][編集]


怖い目覚め 震える朝
抱き留めてくれた
きみの腕
温かい朝 涙する
この一時が 一瞬が
大切すぎて 幸せすぎて

ねぇ 明日もあさっても
この先も
笑い合って手を繋いで
離さないで永遠に

2008/06/08 (Sun)

[44] 不平等世界
詩人:あしゅ [投票][編集]


鏡の中の自分は

酷く、歪んで見えて

目を逸らしたくなる
暗闇に、

醜い世界が写される


世界は全て、幸福なのかな?


そう考えるのは偽善で
一時だけの感情で
明日には忘れることだったりする


誰かが
泣いても、叫んでも

苦しみ嘆いても



目が覚めれば忘れてしまう

目の前の幸福に。



一時だけの感情は
決して嘘ではないけれど

出来ることはごく僅か
ちっぽけな力は世界にとって
無に等しい

大きすぎる問題に
目を逸らし続けてしまった
全てが幸福になるには
時間が経ちすぎてしまった


平等なんてありえないこの世界で
一体何が出来るのだろう

2008/06/09 (Mon)

[45] 
詩人:あしゅ [投票][編集]

伸ばしても伸ばしても
届かなくて

握っても握っても
掴めなくて

もどかしさに泣いて
震える身体 掻き抱いて
誰にもしられないように
震えおしこめて


届かないなら 叶わないなら
この首を絞めて
絶望へ導いてくれればいいのに

戻らないなら 掴めないなら
道連れにして
暗闇で一緒に眠らせてよ


君のあと追えないのは
太陽のように笑う君が
それを望まないから

君の痕が
この首輪の鎖を繋いで。


届かないなら 叶わないなら
この首を絞めて
絶望へ導いてくれればいいのに

戻らないなら 掴めないなら
道連れにして
暗闇で一緒に眠らせてよ


孤独の中で繰り返す言葉は
吸い込まれて消えて行くだけなのに。

2008/09/20 (Sat)
97件中 (21-30) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
- 詩人の部屋 -