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ゆなぎの部屋


[101] ウェディング
詩人:ゆなぎ [投票][得票][編集]


上手く愛せないから
愛されないと思ってた 誰からも
それが当たり前で
この先も続くんだと思ってた ずっと

愛せないけど 愛して
そんな風に思っては
愛せないなら 愛されないだろう
自嘲して。

でもあの日

キラキラと輝く君が
僕の手を取り微笑んだ

「キミをもっと、知りたいよ」って

夢だと思った でも
そう微笑む君は偽りのない真実で
幻でも夢でもなくて
初めて 心が 震えた気がした。

不器用な僕を 愛してくれた
同じ想いの形を 返さなくていいと
笑ってくれた

そんな君をいつしか
愛しい と
そう思えて。

今日 この日
弱い僕を守ってくれた君に
今度は僕が守ると
誓いの指輪を渡そう

寄りかかって潰れ合うのではなく
手を取り笑いあうために
強くなったよ 強くなったから

どうか。

君の涙を拭う役目を
僕に下さい。

2015/06/21 (Sun)

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